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第08回:肛門の病気でお悩みの方へ~痔核、裂肛、痔ろう・肛門周囲膿瘍
( 2003年09月26日 掲載 )
肛門の病気でお悩みの方は非常に多いのに、充分な治療や予防をされている方は少ないようです。
出血、かゆみ、痛み、脱出など、あるいは頻回にわたる便通、便の漏れ、便が出にくいといった便通の異常など、症状はさまざまで人により程度も異なりますが、このような症状を引き起こす主な肛門病には内痔核、外痔核、痔ろう・肛門周囲膿瘍、裂肛、腫瘍などがあります。 病気によってそれぞれ治療法は異なりますが、どの場合でも、まず必要なのはお尻への負担を軽くしてやることです。下痢や硬い便の通過による物理的な刺激、腸内菌の感染、長時間座った姿勢による血行不良など、肛門には日々過酷な負担が強いられているのです。 したがって、生活習慣の改善、便通調整、局所治療が治療の三本柱となります。これは重症・軽症を問わず治療の第一歩です。おしりを清潔に保ち、アルコールなどの刺激物を避け、入浴による血行の改善などで、肛門への負担をずっと軽くすることができます。力まず短時間でトイレを済ますことも大切です。その上で、軟膏による局所治療などを行ってゆきます。手術や他の治療を考えるのはこの治療の第一歩を行ってからです。 肛門・直腸機能の障害は、身体的にも精神的にも極めて大きな影響を日常生活に及ぼしますから、症状に気が付きながら、長期間にわたり我慢したり放置したりすることが、時に大きな問題となることがあります。特に、痔からの出血だと思っていたら実はガンだったという場合にしばしば出会います。ですから、肛門の病気をお持ちの方、気になる方は是非一度病院に足を運ばれることをお勧めします。 ※執筆者の所属は、執筆当時のものです。
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