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第09回:たかが頭痛、されど頭痛
( 2003年09月30日 掲載 )
頭痛は多くの人が経験する頻度の多い症状で、脳神経外科外来受診理由で最も多いものです。しかしながら多くの方が我慢したり、市販薬を内服したりして適切な治療を受けていません。頭痛には頻度の多い慢性頭痛から、稀ですが生命に関わる致命的頭痛まで多様です。専門家による適切な診察と治療が必要です。
代表的な頭痛を起こす疾患について説明します。 1. 筋緊張性頭痛 前額部や後頭部の筋肉の緊張による慢性頭痛で、締め付けられる、圧迫されるような痛みとなります。筋肉は肩や首にもありますのでよく頚部痛や肩こりを伴います。治療としては筋緊張を和らげる薬や鎮痛剤などが有効です。 2. 片頭痛 (偏頭痛ともいう) 若い人に多く、片側に拍動性の強い痛みが比較的急に起こり、強い吐き気を伴います。ぴかぴか光ったり、黒い点が見えたりと言った前兆を伴うこともあります。片頭痛は体質で、同じ痛みを繰り返すことが多く、また遺伝性もあります。頓挫薬(頭痛発作が起きたときに頭痛を消失させる薬)と予防薬があります。 3. くも膜下出血 典型的には突然の割れるような頭痛と吐き気があります。生命に関わる頭痛ですので、今までに経験したことが無い突然の激しい頭痛と吐き気を感じたら救急車ですぐ来院して下さい。 4. その他 脳腫瘍、神経痛、髄膜炎、副鼻腔炎なども頭痛を起こします。 慢性頭痛は立派な病気で、疾患人口が非常に大きい社会的問題です。適切な診断と治療により生活の質を改善させることができますので、是非専門家である当院脳神経外科外来を受診して下さい。頭痛の研究、診断治療は日々進歩しており、常に最新の知識を得る必要があります。以下に頭痛を詳しく解説しているウェブサイトを紹介します。 頭痛大学 初心者から専門家まで頭痛に関する大全集 グラクソスミスクライン社提供の頭痛の解説 ファイザー社提供の頭痛講座 ■外来担当医師一覧(脳神経外科) ■外来休診(脳神経外科) [TEXT by 柴田 靖, 筑波記念病院 脳神経外科] ※執筆者の所属は、執筆当時のものです。
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