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第17回:胃カメラの実際~実体験レポート
( 2008年03月05日 掲載 )
 いろいろな理由で胃カメラを受けることになった時、みなさんが不安をいだくのは当然です。そこで今回は、実際に胃カメラを受けられた患者さん(Sさん)からの、「実体験レポート」を以下に紹介します。

1.はじめに、もういちど説明を聞きます
  胃カメラ検査の予約をとった時にも、検査に関してじつはいろいろな説明を聞いているはずです。でも、なにしろ頭はパニック状態、はずかしい限りですが、なにも覚えられませんでした。  しかし、検査の当日も、もう一回看護師さんが検査についておおまかな注意事項と手順を説明してくれたので、とっても安心することができました。

2.肩に注射をします
 説明を聞いた後、つぎは肩に胃の動きを抑えるお注射を受けました。検査の当日は空腹なので、胃袋が「ぐ~ぐ~」と動いてしまう、すると検査がやりにくいとのこと。   薬があうあわないの相性があるため、患者さんによって注射の種類が異なるそうです。分かる範囲でいいので、問診表はなるべく正確に記入しましょう。

3.喉に麻酔をします
 胃カメラは、基本的に全身麻酔ではなくて、喉だけを局所麻酔して行ないます。歯医者さんなどで以前に麻酔を受けた際に、気分が悪くなったり、なんらかの副作用が出たことがある場合は、かならず申告しておいた方がいいですよ。麻酔剤に対してアレルギーを持っている人がいるそうですから。
また、麻酔のお薬は、なるべく飲み込まずに、喉の奥の方にためておきます。喉より手前(つまり舌)ばかりに麻酔が効いても意味がないし、かと言ってすぐに飲み込んでしまっては、麻酔が十分に効きません。上手に喉の奥の方に麻酔薬を十分な時間ためておくことが、検査を楽に受けるポイントだそうです。

4.いよいよ検査台へ
 喉の麻酔が終了したら、今度は検査台へ移動します。 緊張がどんどん高まります。
 この時は、おもわずハンカチをしっかり握りしめてしまいました。

5.もう一回麻酔を追加
 検査直前には、医師から「もう一回麻酔しておきますよ」との説明がありました。カメラを挿入する直前に「念押し」で麻酔の追加がありました。
6.カメラが入ります
 マウスピースを装着したら、ついにカメラが入ってきます。ここでのポイントは、「喉の奥をなるべくリラックスさせて、ぽかんとする」、「舌の緊張をほぐす」、「握りこぶしをつくらない=全身に力を入れない」ことです。ここで、握りしめていたハンカチを手放すように説明がありました。でも、なかなかリラックスして!と言われても難しいですね。喉を越えて、食道までカメラが入るところが一番の難関でした。

7.せっかくですから、画面を見ましょう
 胃の中までカメラが進むと、かなり楽になりました。余裕が出てきたら、眼を開きましょう。すると、目の前のテレビ画面に自分のおなかの中が見えて「びっくり」。さながら人体探検のようですよ。
 検査中は、唾液を飲み込まないことが「こつ」だそうです。唾液が誤って気管の方に流れて行くと、むせ込んで苦しくなるからです。かっこわるいようですが、口の中に唾液が溜まったら、なるべく飲み込まずあふれるがまま「たれ流す」のが一番のポイントだと説明がありました。

8.お疲れ様でした
 カメラが実際に入っていた時間は、約3分あまり。とっても長いような気がしましたが、実はあっという間なのですね。
  これで、無事検査は終了です。

※このレポートおよび画像を公開するに当たっては、ご本人のご了解を得ております。
[TEXT by 池澤和人, 筑波記念病院 消化器内科]
※執筆者の所属は、執筆当時のものです。

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