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下肢静脈瑠とは?

1.下肢静脈瘤を理解するために

○血管は全身に網の目のように分布し、「動脈」と「静脈」の2つに大別されます。
「動脈」:酸素をたくさん含んだ血液が流れています。
    体全体へ血液を運搬する血管です。
「静脈」:酸素が少ない血液が流れています。
    血液を心臓に帰す役割があります。
    静脈の壁は動脈に比べて薄く、伸び縮みしやすくなっています。

○下肢の静脈は以下の2つの系統に分けられます。
「表在静脈」:体の表面近くに存在、「伏在静脈」が本幹
「深部静脈」:筋肉や骨の近く、つまり体の深いところに存在

○ 静脈血の流れは下肢では足先→心臓へ流れます(下図)      

 

表在静脈→「交通枝」→深部静脈へ流れます。(「交通枝」とは表在静脈と深部静脈の橋渡しをする静脈です)

○静脈内で血液が流れる理由
【下肢静脈の特徴】
 血管自体の抵抗が低く、圧力が低くても血液が流れやすくなっています。 
 所々に一方弁があり、血液が戻ることを防いでいます。

【どうして流れるの?】

 

 静脈に接している動脈の拍動・筋肉収縮→静脈圧迫→血液を押しやる
 筋肉がゆるむ→静脈内に血液が入ってくるが、「一方弁」が逆流を防ぐ  
 これを繰り返すことにより、血液が静脈内を心臓に向かって流れていきます。

[TEXT by 佐藤 藤夫, 筑波記念病院 心臓血管外科