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67回:脳を活性化して若々しさを保つ

 身体が老化するのですから、その一部である脳も老化するのはごく当たり前のことです。20歳を過ぎたあたりから人の脳細胞は毎日20万個以上死滅するといわれています。また、物忘れが多くなるのは、脳の海馬という部分の働きが低下するからだそうです。ここまで聞いて、「もうだめだ。最近、物忘れが多くって…」と嘆く人も多いかも知れません。でもそれは単に記憶力が低下しただけ。加齢とともに向上する能力もあるのです。例えば『思考力』『判断力』『分析力』がそうです。大切なのは脳細胞の数ではなく、脳細胞と接続している情報回路(シナプス)。一度死んでしまった脳細胞を再生することは難しいと言われていますが、この回路は脳を使えば使うほど刺激され成長することがわかっています。どんどん使って脳を活性化させましょう。

 ここで脳を活性化する方法の一部をご紹介
・ 料理を作る
献立作り、買い物、調理という作業には脳を使う要素がたくさんあります。また、食べることで咀嚼の刺激、味や香りの刺激が脳に伝わります。
・ 手工芸を行う
手芸、陶芸、木工などの作品づくりは、工程を考えたり、完成を予想したり、と手だけではなく頭もたくさん働きます。
・ 文章を書く、音読する
書くことは手先の運動にもなり、文章を考えることは頭を使います。また、声に出して読むことは目に入った情報を音声に置き換えるという作業を脳の中で行っています。
・ ゲームを楽しむ
囲碁、将棋、パズルなどで頭を使うのはもちろん、大人数で行うグループゲームも、段取りを考えたり、周りの人の動きを予測したり、と多くの判断力、分析力を養えます。
・ 本、テレビ、映画、音楽などを楽しむ
それだけでも刺激になりますが、感想や批評を友人と話したりすることで、なんとなく受け流さずに、自分なりに感じる、考えることで脳を使いましょう。
・ 人と会話する
人と話すことは無意識のうちに多くの状況判断を行っています。ちょっと話すのは苦手で多少のストレスはあっても交流していきましょう。

 もちろん、他にも外出したり、新しい事にチャレンジしたりとたくさん脳を活性化する方法はありますが、どれも楽しまなければ続きません。楽しむことそれ事体も脳には良い影響があります。楽しみながら脳を若々しく保っていきましょう。

[TEXT :斉藤 牧子作業療法士}]

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