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109回:野良猫について

 皆さんはペットを飼ったことはありますか?私は、現在3匹の猫を飼っています。最近、1匹の野良猫が迷い込んで来て困っています。外で鳴いてうるさいので仕方なく餌だけは与えていましたが、そのうち家の中まで入り家の中にマーキングするようになってしまい困っているので今回、野良猫について調べてみました。

野良猫とは?
 人間の生活圏に生活するイエネコのうち、人間に直接的に養われていない・特定の個人が住む家屋をねぐらとしていない固体の総称です。近年ではホームレス猫という呼び方も存在しています。なお、戸外に出ることがあっても、管理者の存在する地域猫は、野良猫に含まれません。また、人間の生活圏より離れて山野へ移り、野生動物になったものは、野猫と呼んで区別されます。
 猫がいつ日本に渡来したのかははっきりしていませんが、古代からネズミ除けとして農家等で飼われ、また、珍しい猫が愛玩用として中国から輸入されることもありました。後者の場合は現代の犬のように繋いで飼われるのが一般的でありました。しかし、江戸幕府は1602年、法令によって猫を繋いで飼育する行為を禁止しました。これ以後、それまではごく限られた富裕層によって、ネズミ避けや愛玩動物として飼われていた猫たちが、自由に出歩くようになり、その過程で交雑・繁殖が進んだと思われます。

 野良猫と疾病・餌撒きの責任
 集中化しすぎた野良猫にはFIV・ネコ白血病・ネコ伝染性腹膜炎・ネコパルボウイルス感染症・ネコ伝染性鼻気管炎・疥癬症といった、猫自身の健康を害する・致命的な状況を招きかねない感染症が蔓延しやすいです。一般的に飼い猫では寿命は十数年といわれていますが、野良猫を調査したところでは平均4年程度とされており、特に密集地では、上記感染症に伴い、さらに寿命は短いとされています。こうした知識が普及するにつれ、餌を与えるといった野良猫の生活に干渉する行為は、これらの野良猫の健康を害するという知識が普及しています。このため給餌行為を避け、野良猫の集中化を回避することが、ひいては野良猫のためになるという考えが広まりつつあります。

 野良猫の飼育推進
 野良猫を保護して、各種予防注射やノミなど外部・内部寄生虫の駆除を行う等の健康管理を行った上で、責任をもって飼育できる人を募集して猫を引き渡し、室内で飼うようにしてもらい、「家を持たないネコ」から「家の中に住むネコ」にしていこうという里親運動を進めている動物愛護団体も多いようです。このような団体では、多くの場合、ネコに一通りのしつけを行い、団体によっては、ワクチン・不妊去勢手術を施してから引き渡すので、里親側にも好評です。
 以上のように、野良猫に対して協力的なところがあるのだから、簡単にネコを捨てないで責任を持って最後まで飼ってほしいと私は思います。今では、動物を虐待し自分より弱いものをいじめる者も増えてきているから、余計そのように感じます。中には、インターネット上で猫を虐待死させた様子を中継した男が逮捕される事件も起きています。私は猫を実際に飼っているから本当に信じられません。猫に限らずペットを飼ったことのある人は、その気持ちがわかると思います。ペットがいるのといないのでは、全く生活感が違うと思います。世話が大変に感じるときもあるかもしれませんが、癒されることのほうが大きいです。アニマルセラピーとも呼ばれるくらい動物は人間に何らかの影響を与えているのは確かだと思います。
 まだ、ペットを飼ったことのない方、これから飼おうと考えている方はぜひ、一緒にペットと生活してみてほしいと思います。

[TEXT :河内 紀依作業療法士}]

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