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第112回:遅刻対策??
みなさん、こんにちは。さっそくですが、床に仰向けに寝てその場に立ち上がってみて下さい…
どのように立ち上がりましたか?そして、畳やフローリングの上に布団を敷いて寝ている方、朝、寝過ごして仕事や学校に遅刻しそうなときに急いで立ち上がることを思い出して下さい。どのように立ち上がっていますか?両手を片側の方向へつき、体をぐるりと回し腹這いになり、片膝を立てたり高這いになったりして立ち上がる人(@)もいるでしょうし、両手を左右の床につき体をまっすぐ直線的に起こし、両足を揃えて立ち上がる人(A)もいるでしょう。今回は仰向けからの立ち上がり方について考えてみましょう。
仰向けからの立ち上がり方を、手・体・足の3部位のパターンの組み合わせにより分類すると、下のように表す方法があります。
※ステップの数字が大きくなるほど、より難易度の高いパターンとなっています。
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ステップ
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手
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体
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足
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T
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片側での両手押し
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お腹を床につけた腹ばいの経由
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少しジャンプしながら
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U
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片手もしくは左右非対称的な両手押し
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お腹を床から離した腹ばいの経由
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膝立ちや高這いの経由
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V
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左右対称的な両手押し
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横向きの経由
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両足交差もしくは広い両足幅
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W
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手を床につかない
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わずかな寝返りの経由
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左右対称的で狭い両足幅
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X
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まっすぐ直線的
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みなさんはどの組み合わせに当てはまりますか?私自身は手がU、体がW、足がVの組み合わせが多いように思われます。
仰向けからの立ち上がり方にはもちろん、そのときの時間的状況が大きく影響しますが、そのほかにも身長・体重・パワー・バランス・柔軟性など、いろいろな身体的要素も影響しています。例えば、腹筋力やバランスが低下している方は腹筋よりは比較的強い背筋を使用する@に近いものを多用し、腹筋力やバランスが良い方は時間的に効率の良い直線的な立ち上がり方であるAに近いものを多用します。この違いは幼児期のこどもにもはっきりと現れています。筋力やバランスがまだ未熟な年少クラスでは@に近い立ち上がり方をするこどもが多く、身体的に発達する年中や年長クラスではAに近い立ち上がり方をするこどもが増えてきます。
よく寝過ごしてしまう方、毎日の腹筋運動や散歩による足の筋力向上、入浴後のストレッチなどでAのような時間的効率の良い立ち上がり方を準備しておき、寝過ごしたときに1秒でも0.1秒でも早く出勤・通学できるとよいですね。
【参考文献】
VanSant AF:Age differences in movement patterns used by children
to rise from a supine position to erect stance.Phys Ther 68(9):1330−1339,1988.
[TEXT :三原 直樹{理学療法士}]
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