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第117回:『チョコレート』のおいしい効果
こんにちは。今回のリレーコラムを担当させていただきます作業療法士の前田寧子と申します。私は昨年4月に入職をしたばかりなのですが、はじめの頃は慣れない仕事や生活にストレスを感じることもありました。そんな時、ついつい甘いモノが食べたくなり、チョコレートを一口食べるとなんとも幸せな気分になり、心が落ち着いた・・・なんていう経験は私だけではなく、多くの方がされたことがあるのではないかと思います。そこで今回は、私の好きな食べ物のひとつでもある「チョコレート」について、簡単にお話しさせていただきたいと思います。
■チョコレートの正しい知識
チョコレートというと、太るしにきびや虫歯ができるし・・・なんて考えていませんか?チョコレートには誤解されているイメージが多くありますが、実はそのほとんどがウソなのです。
Q.チョコレートを食べすぎるとにきびができる?
にきびはチョコレートの食べすぎとは何も関係ないことが大学の研究結果でも証明されているのです。肌を清潔に保つことが大事になってきます。
Q.チョコレートを食べすぎると鼻血が出る?
これはまったくの根拠のない噂だそうです。この鼻血説の根拠を探れば、チョコレートには血栓を防ぐ働きがあることから、血液がさらさらになり、そのため鼻血がでる可能性がゼロではないが特別な条件が加わらなければチョコレートを食べただけで鼻血がでることはないそうです。
Q.チョコレートを食べすぎると虫歯になりやすい?
チョコレートは虫歯になるというよりもむしろ虫歯予防になるのです。チョコレートに含まれているカカオ成分が、虫歯菌による虫歯の発生を抑えてくれるのです。
Q.チョコレートを食べすぎると太る?
肥満は、チョコレートの食べ過ぎというより運動不足のほうが大きいのです。チョコレートに含まれている脂肪は、他の食べ物に含まれる脂肪に比べて良質なもので、吸収率も低いそうです。
■チョコレートの意外な効果
チョコレートの成分は、カカオマス、ココアバター、ミルク、砂糖です。主成分のカカオマスとは、カカオ豆の皮を取り除いて砕き、ローストしすりつぶしたものです。カカオマスには、ワインやお茶よりも多くのポリフェノールが含まれ、ビタミンE、ビタミンC、βカロチンと同じような抗酸化作用があります。そのため、活性酸素による細胞DNAの攻撃から生じる癌や、悪玉コレステロール(LDLリポタンパク)の酸化から動脈硬化で生じる心臓病、脳卒中、その他胃潰瘍やアレルギー疾患、白内障などを防ぐ効果があるといわれています。また、この他に食物繊維(リグニン)を多く含むこと、集中力・記憶力を高める効果があること、テオブロミンという成分が気持ちを和らげたり、精神を安定させる働きを持っていること、などさまざまな作用を持つことが知られています。
さて、今回はチョコレートの簡単な知識や効果についてお話ししました。私自身も知らなかった意外な効果を知ることができました。しかし「これで思う存分食べられる♪」と思うのはまだ早いのです!体にうれしい効果を期待できる一方、チョコレートは紛れもなく高脂肪・高カロリー食品です。いつでも好きなだけ食べていいかというとそうはいきません。
チョコレートとうまく付き合うために、ぜひ心がけてほしいのは食べるタイミングです。つまり、チョコレートのカロリーを脂肪として体にため込まずに、筋肉や脳の活動エネルギーとして使い切るようにしてみてはどうでしょう?せっかくのおいしいチョコレート。体にいい食べ方をそれぞれ考えてみて下さい。
[TEXT :前田 寧子{作業療法士}]
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