ホーム > 読み物・豆知識 > リレーコラム
ドクターの知恵袋 | リレーコラム | 健康よもやま話 | 最近注目の話題

125回:働くママのつぶやき

 投稿2回目になります、理学療法士の飯島です。プライベートでは2児の母親をしながら常勤で働かせてもらっています。
 そんな私が最近気になった話題が、今年1月中旬に猪口邦子少子化担当相が明らかにした「出産無料化」でした。ニュースで知ったときには本当にびっくりしましたね。私が出産したとき(今もそうですが)は、公的健康保険から支給される出産育児一時金30万円をいただきましたが、当然のように出産にはそれ以上の費用がかかるわけで・・・。ある新聞では出産に関わる総費用(分娩費、ベビー用品、内祝い費用など)は平均67万円と書いてありました。しかし今回提案された「出産無料化」は分娩費以外の費用も無料化にするというさらに踏み込んだ施策のようです。大丈夫なのでしょうか??そのために税金が増税になるの・・・かな??

 ただ少子化への手だてとして、金銭面だけでは効果が期待できないようなところも個人的に感じています。私は幸いにも出産・育児休暇を、法律で定めた通りとることができましたが、同じ保育園に通う児童のママの中には育児休暇をもらえず、つまりは出産8週で仕事復帰しなければならなかった人も多くいるようです。中小企業などマンパワーが十分でないと休暇中の補充問題や、復帰したとしても子供のことで休まざるを得ないことが多くなり他の社員に迷惑をかけるのでなかなか継続することができずパート勤務にする人もいるようですし。
 またもうひとつの問題として保育園への入所が困難なところですね。私の住むつくば市では2005年11月1日現在で82人の待機児童がいるとの報告があります。核家族化が進む都心部では、より保育園の供給が需要に追いつかない状況のようです。
 少子化は、子供一人あたりにかかる総教育費の増加、社会全体の風潮やライフスタイル、環境など他の要素とも深くかかわっていて上に挙げた金銭面・休暇・保育園だけでは解決されないものですから悩む人も多いとは思います。ですが、少子高齢化の今、その壁に躊躇することなくたくさん子供が増えていくといいなぁと私は感じています。子供はかわいくて、ものの見方が新鮮で面白いですよね。就業せず育児に専念するお母さんへの支援も一時保育の拡充という形で重視されつつあり、上手に「いきぬき」できる環境が整っていくといいと思います。

 最後に、ハッと気づくと今回は「少子化」というスケールの大きなテーマになってしまいましたが、そんな堅い話では全くなく、ただ単に私が感じていること、「働くお母さん一緒に頑張りましょう!!」といった話でした。それでは次回の投稿でまたつぶやければ・・・と思います。

[TEXT :飯島 弥生理学療法士}]

リレーコラム トップページ