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第127回:頭痛について
今回のコラムを担当する作業療法士の山倉です。さて私は最近あることで困っています。それは頭痛です。これを読んでいる皆さんも日常的に頭が痛くなるときがありませんか?ほとんどの方がそれほど重く受け止めてはおらず、たいていの頭痛は休養をとれば解消されるでしょう。しかし「たかが頭痛」とあなどるなかれ。日本では3000万人もの方が慢性頭痛で悩んでいます。つまり慢性頭痛も立派な病気なのです。そこで今回は慢性頭痛について少し紹介したいと思います。
ひと口に頭痛といっても、いくつかの種類があることをご存じでしたか? 頭痛は、痛みの起こり方によって、大きく「日常的に起こる頭痛」「脳の病気に伴う頭痛」「慢性頭痛」に分けて考えられます。
「日常的に起こる頭痛」は、かぜや二日酔いによるもので、原因が解消されれば自然に治ります。
これに対して、くも膜下出血、脳出血などによって起こる「脳の病気に伴う頭痛」は、何の前ぶれもなく激しい痛みがあらわれることが多く、生命に危険がおよぶケースもあるので注意が必要です。
「慢性頭痛」は、原因がはっきりしないまま、繰り返し起こる頭痛です。いわゆる「頭痛持ち」の頭痛で、頭痛全体の約80%はこのタイプといわれています。慢性頭痛は、その原因やあらわれ方によって「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の3つに分けられます。
慢性頭痛の特徴
◆緊張型頭痛
・持続する。
・反復発作性緊張型頭痛は1ヶ月に15日未満、慢性緊張型頭痛は毎日の
ように起こる。
・痛みは30分から7日間続く。
・頭の両側か全体、後頭部が痛む。
・頭の両側をギューッと締め付けられるような痛み、重苦しい鈍痛。
・吐き気はあっても実際に吐くことはない。
・肩こりやふわふわしためまいを伴うことがある。
・気分転換に体を動かすと少し楽になる。
・仕事ができないほどの痛みではない。仕事は何とかできる。
◆片頭痛
・時々起こる(間欠的)。
・週2回〜月1回程度起こる。
・痛みは4時間から72時間続く。
・頭の片側に起こることが多い。
・ズッキンズッキンという脈を打つような強い痛み。
・吐き気、嘔吐、光や音が気になる、という症状を伴うことがある。
・頭痛の前兆に、ギザギザした光が見えたり、視野の半分が見えにくくなること
がある。
・動くと痛みが悪化する。
・時々寝込むほど痛むことがある。
◆群発頭痛
・群発的に起こる。
・1〜2ヶ月間に集中してほぼ毎日起こる。
・痛みは15分から3時間続く。
・必ず頭の片側が痛む。
・目の奥がえぐられるような激痛。
・目の充血や涙、鼻水などを伴うことがある。
・痛くてじっとしていられない。
・動くと痛みが紛れる。
・耐え難い痛み。
以上のように、突然に見舞われる強い頭痛はもちろんのこと、安静にしていても治まらない、あるいは繰り返し起こり、しかも次第にひどくなるような場合、そして市販の鎮痛薬を服用してもいっこうに改善されないといったときも、ためらわず医師の診察を受けるようにしましょう。また慢性頭痛で苦しんでいる人が身近にいたら「頭痛くらいでなんだ・・・」と思わずに、やさしくしてあげてください。
[TEXT :山倉 敏之{作業療法士}]
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