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第143回:本格的な夏に・・・脱!脱水
毎日暑い日が続いていますね。こんな暑さに、皆さんはどんなことをしていますか?涼しい格好をしたり、扇風機やクーラーで温度調節をしたり、水分補給をしたり…今回は本格的な夏に備えて、脱水、特に高齢者の脱水についてお話したいと思います。
<体の水分について>
以前にも、リレーコラムで水分について触れていますが、少しおさらいをしてみましょう!
私たちの体は約2/3が水分です。
<からだに入る水分> <からだから出る水分>
食事 :1000ml 尿 :1500ml
飲水 :1000から1500ml 便 :300ml
代謝水:300ml 汗や呼吸:700から1000ml
⇒約2800ml ⇒約2800ml
<脱水とは…>
簡単に言うと、体の水分が不足していることをいいます。高齢者の場合、
・ 加齢や服薬の影響で唾液の分泌が低下する
・ 成人より乾いた状態にあるにも関わらず、感覚の機能の衰えにより
口渇感を感じにくい
・ 飲み込む機能の低下(水分でむせる)
・ トイレの回数を気にして水分摂取を拒否する
など、意識して水分補給をしていかないと脱水になりやすくなっています。
<脱水の症状は…>
・ 排尿の回数・1回の尿量が減少する、尿の色が濃い
・ 体重が減ってきた(食事の摂取量が減る)
・ なんとなくボーっとして、活動性が低下する
・ 発熱・下痢・嘔吐がある
などの様子がみられます。
たかが脱水!されど脱水!高齢者が一度脱水になると、これらの症状により体力は一気に低下し、廃用性症候群(寝たきり)に陥ってしまうこともあります。
<脱水の予防として…>
・ 市販のイオン飲料
・ 喉越しのよい、ゼリー・プリン・アイスクリーム
・ 果物
・ 食事の時の味噌汁など
上で述べたように、1日に1000から1500ml程度の水分摂取が脱水の予防として望ましいですが…水分摂取を拒否することがある場合は、食の好みを考慮したり、小分けにして少しずつ、たくさん飲んでもらうようなひと工夫が必要になってきます。
梅雨も明け、本格的な夏がやって来ました!高齢者のみならず、お子さんや成人の方にも、これを機会に水分摂取について少し気にかけて頂ければ幸いです。
[TEXT :中島 裕美{言語聴覚士}]
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