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169回:子育て

 作業療法士の遠藤正範といいます。年齢は23歳で昨年の4月に入職しました。

 現在、私の周りではちらほらながら結婚をして子育てをしている友人を目にするようになりました。まあその家庭よって異なると思うのですが、父親が子育てに積極的である家庭もあればあまり積極的ではない家庭もあるような気がします。もちろん、それは仕事や環境面やいろいろな関係があってのことだと思います。今、私は一人暮らしなのですが、帰宅時間が遅くなると夕飯を作るのが面倒になり外食で済ませる事がほとんどです。そんな自分一人で精一杯の状況なのに、結婚をして子供が出来た時に果たして大丈夫なのかな、といらぬ心配をしたりすることがありますが、どちらかといえばその時の状況になってみないと分からない事が多いだろうなあ、という気持ちの方がずっと強いです。

 私は小さい頃、父親というよりもほとんど母親、あるいは祖父母に育てられました。そのころはよく母親に絵本や童話を読んでもらっていた記憶があります。その時になんとなく気持ちが落ち着くな〜という感じでそのまま寝ていた事を今でも覚えています。これは、以前から言われている事なのですが、胎教で妊娠中の母親がお腹の中の子供に本を読んであげ、生まれてから同じものを母親が読んであげると、赤ん坊の心拍数が下がり、とても落ち着き安らいだ気持ちになるんです。たぶん、小さいころの私もそれと似たような感じになっていたのではないかなという気がします。まあ、母親に限らず父親にも絵本を読んでもらったらしいのですが、なぜか父親に読んでもらった事は覚えていないんですよ…。でも子供ってそういうものじゃありませんかね。

 子育ては、父親が大切である事は違いないと思うのですが、それ以上に母親の存在が非常に大きく、出産、育児という役割は母親が担っている部分がほとんどではないかと思います。だとすれば、父親の役割は子育てによって負担になりがちな従来行っていた母親の仕事を少しでも軽減させ助け合っていくといったような、それぞれがもっている特質や役割を十分発揮できるような環境作りをしていくことが特に大切ではないかと思うのですが、どうでしょうか。

【参考文献】
養老孟司:バカなおとなにならない脳,pp110‐114,理論社,2005

[TEXT :遠藤 正範作業療法士}]

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