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170回:身体の歪みについて

 今日は最近私の気になっている「身体の歪み」についてお話したいと思います。
まず、どうして歪みは起こってしまうのでしょうか。一般的に歪みはと呼ばれている状態には、骨自体が湾曲している場合と、骨の周りの筋肉のバランスが崩れたことが原因で、骨が正常な位置からずれている場合とがあります。そして、その多くは後者のケースといわれています。では、なぜ筋肉のバランスが崩れてしまうのか?それは、ふだん何気なくしている癖や悪い姿勢によって、筋肉に無理な負担がかかり、全身のバランスが崩れてしまうのです。
  厳密に言うと歪みは、身体がバランスの崩れを戻そうとする自然な作用で、決して悪いことではないのです。問題はその歪んだ状態が長く続き慢性化してしまうこと。身体の歪みから肩こりや腰痛、変形性関節症につながる恐れもあるのです。不安定なハイヒールを履いて長時間歩いたり、肩に荷物をかけたまま携帯電話で話したり。日常生活には歪みの原因がたくさん存在していることを認識しましょう。
 歪みは日常生活での心がけ次第で少しずつ改善します。毎日、正しい立ち方や歩き方を意識して生活することが姿勢改善には大切です。特に長い時間パソコンに向かっている人は、身体に負担をかけているので座り方やパソコンの位置も見直しましょう。

【歪まないパソコンを打つときの座り方】
 椅子に深く腰掛け、坐骨(座るときお尻を支える骨)で座ります。椅子の高さは、膝が90°未満にならない程度にすると腰椎への負担が少なくなります。パソコンは左右片側に寄らせず真正面に置き、画面はやや見下ろす高さにします。パソコンを打っているときの肘の位置が身体からあまり離れないようにしましょう。
【正しい姿勢の立ち方】
 両足に均等に体重が乗るように立ちます。横から見て、耳(耳垂)・肩(肩峰)・股関節(大転子)・膝関節(膝蓋骨後面)・足首(外果の前方)が一直線に整列している状態がよいです。
【歪まない歩き方】
 左右同じ歩幅で、踵からつま先へしっかりと踏み込みテンポよく歩きます。腕の振幅を前後均等にスイングさせます。また、下を向いて歩くことは前後の歪みや猫背のもとです。顔は上げて視線は遠くを見るようにします。

 まずは意識をすることから始まり、毎日の積み重ねが大切となります。
 みなさんもぜひ、実践してみてください!

[TEXT :川邊 寿代理学療法士}]

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