第162回:たかがしょうゆ、されどしょうゆ
( 2006年12月19日 掲載 )
先日、しょうゆをきらしてしまいました。まぁ何とかなるかと思い、10日ほど、しょうゆのない生活をしてみました。辛いですね、味がつけられないって。和 食系はほとんど食べられない日々でした。一人暮らしのため、他の調味量も少ない私の生活にとって、どれほどしょうゆが大切だったか…。そこで今回『しょう ゆ』に着目してみました。
日本の代表的な調味料であるしょうゆの主な原料は大豆と小麦、塩だそ うです。そしてしょうゆは日本農林規格(JAS)によって、濃口、薄口、溜まり、再仕込み、白の5つに分類されています。日本のしょうゆ消費量の約8割 (関東地方では9割)を占めるのは濃口しょうゆですが、用途によっていろいろと使い分けられています。
では、つぎにしょうゆの健康効果を紹介します。
①殺菌効果
O-157、赤痢などの病原菌は、しょうゆの中では生きていけません。しかし、同じ塩分濃度の食塩水では菌が繁殖してしまうそうです。しょうゆの殺菌効 果が強いのは、塩分だけでなく、本醸造製法から生まれたアルコール、乳酸、アミノ酸などが合体して生まれる複合効果だからだそうです。
②免疫機能向上効果
しょうゆに含まれる成分であるSPS(しょうゆ多糖類)には、抗アレルギー効果と免疫機能の強化による体質改善効果があります。1日大さじ4杯程度の しょうゆを摂った人は、スギ花粉によるアレルギー症状が緩和されたというデータもあるそうです。
③鉄分吸収促進効果
しょうゆは、米、卵、ほうれん草などのように鉄分摂取寄与率が高い食品です。そして、ごはんに含まれる鉄分は体内で3.5%しか吸収されないが、しょう ゆをかけて食べると3倍以上の11.4%も吸収されるとの報告もされています。他にも大豆の効果も期待できるそうです。
最後に、しょうゆは塩分も多いため、摂りすぎると高血圧などの原因になるので注意して、上手に利用していきましょう。
[TEXT :齊藤 牧子(作業療法士)]
■前のコラム:第161回:コミュニケーション障害とのつきあい方~認知症の方に対して
■次のコラム:第163回:高校野球について
他にもたくさんのコラムがあります。
リレーコラムのトップページ(直近の12本を掲載)や全記事リストも合わせてお読みください。
|