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リレーコラム by リハビリテーションスタッフ リハビリテーション部
第175回:"折り紙"ってすごいんです!
( 2007年03月27日 掲載 )

日本人たるもの、「折り紙」を知らない人はきっといないでしょう!!折り紙は、一枚の紙からきれいな花や動物など様々なものを折り出す遊びです。私たち作業療法士は、作業療法の一つとして「折り紙」を利用することがあります。子供の頃は何かと折る機会が多い折り紙ですが、大人になると折る機会もほとんどなくなります。でも作業療法士の手にかかれば、「折り紙」も、手軽にできて楽しい効果的なリハビリになっちゃうんですよ!
折り紙をつまんだり、押さえたり、伸ばしたり、めくったり・・・・・・。折り紙は、手指のいろいろな動きの要素を自然に引き出すことができ、手指の細かい運動の練習になります。また、押さえが必要となるため自然に両手を使うこととなり、使いづらい手であっても知らぬ間に使ってもらえます。さらに折り紙は、ほとんどの人が一度は折った経験があり、短時間でも簡単に素敵な作品ができるので、長い時間集中できない方でも行えます。そして何よりも素敵なのは、出来上がりが目に見えるため達成感も得られ、楽しい!ということです。私個人の意見ですが、リハビリは「楽しく」やってもらいたいです。そのために、その人その人が楽しく行えて、知らぬ間に成果が得られるリハビリを日々考えようと努力しています。折り紙一つとっても、短時間でできる簡単な作品を多く折りあげていく人もいれば、時間をかけて大作を作ることで集中力を上げようとする人もいます。細かい作業が難しい人には、大きな紙を使ったり、時にはちぎり絵にしたりと、利用の仕方は無限です!
さてそんな「折り紙」の歴史について、今回調べてみました!そうしたら日本折紙協会というのがちゃんとあって、折り紙の由来についての説明が書かれていましたよ!折り紙の原点を探すと、平安時代までさかのぼるそうです。貴族社会では、それまで布で包んでいた贈り物などを、紙を使って包むようになり、紙に折り目がつくことに着目して、包みを美しく折って飾るようになったのが最初の折り紙なんだそうです。 その後、武家の作法にも使われるようになり、"伊勢""小笠原""今川"など各流派の様式が生まれ、秘伝として伝えられました。 現在に残る礼法の名残りとしては、熨斗(のし)、そして雄蝶・雌蝶などがあります。 今も親しまれる「おりづる」、「やっこ」などは、今日 では"伝承折り紙"と言われ、折り続けられていますが、これらの作品も、包み折りから次第に発達したものだそうです。そして庶民の間にも折り紙が広まったのは、紙の生産が増えてきた江戸時代。寛政9年(1797年)には、1枚の紙に切りこみを入れ、連続した鶴(連鶴)を作る折り方49種を紹介した本「秘傳千羽鶴折形」が京都の吉野屋為八という版元の手で出版されたそうです。これが、世界で最も古い折り紙の本とされているそうですよ。 これらの作品に加えて、明治以後にはドイツ・フレーベルによる幼児教材として考案された折り紙も取り入れて再構成された作品が、現在伝承折り紙と呼ばれているものだそうです。

日本で古くから伝わる「折り紙」。今や「ORIGAMI」は世界共通語ですが、日本人自体最近は折り紙の良さを忘れかけています!みなさんも、これを期に久しぶりに折り紙を折ってみてください!懐かしい気分になるのと同時に、きっと良い心のリハビリになりますよ!

[TEXT :田川 亜紀作業療法士}]



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