筑波記念病院ロゴマーク 住所と電話番号
リレーコラム by リハビリテーションスタッフ リハビリテーション部
第186回:インフルエンザについて
( 2007年06月12日 掲載 )
 今年の流行は落ち着きましたが、今回はインフルエンザについてお話しします。
 毎年流行になるインフルエンザですが、どのようなものかご存知ですか?インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる急性の呼吸器感染症のことを言います。かぜ症候群のひとつですが、全身症状がほかのウイルスによる普通のかぜより強いのが特徴です。また、伝染性が強く大流行を起こすことがあり、流行性感冒ともいわれます。

 インフルエンザウイルスにはA、B、Cの3つの型があり、特にA型は約10年ごとに世界的大流行を起こします。今年はAH3亜型(A香港型)、次いでB型が流行しているようです。
 症状ですが、インフルエンザにかかった場合、1~3日の潜伏期を経て、急激に高熱が出ます。鼻水、のどの痛み、せきなど普通のかぜの症状とともに、頭痛、関節痛、腰痛、筋肉痛などの全身症状を伴います。普通のかぜと異なり、高熱が出て重症化しやすいのが特徴です。

 さて、インフルエンザで一番怖いのは、なんと言っても合併症の肺炎です。
 肺炎は細菌やウイルスが肺に進入し、最近の感染力が人の免疫力を上回った場合に発症します。肺炎の原因となる細菌やウイルスは、呼吸をするときに鼻や口から身体の中に進入します。健康な場合は喉で病原菌を排除できますが、かぜなどをひいてのどに炎症が起こっていると、病原菌が素通りして肺に入り炎症を起してしまいます。抵抗力の低い乳幼児や体力のない高齢者はインフルエンザの二次感染として肺炎を合併しやすく、このような場合は時として生命に関わるほど重症化することがあるので、重症にならないよう注意する必要があるといえます。

 近年、インフルエンザによる死亡率は昔に比べ減少しています.そのため、普通のかぜと同じように考えてしまいがちですが、インフルエンザは普通のかぜとは違います。インフルエンザの可能性がある場合には、たかがかぜといわずに、症状が重く、長引くときには一度診察を受けてみてはいかがでしょうか。乳幼児や高齢者、あるいは呼吸器の病気、心臓病、糖尿病、腎臓病のある人は感染しやすい、重症化しやすいので特に注意してください。思い当たった時には早めの受診をおすすめします!!

[TEXT :山崎 裕美{理学療法士}]



前のコラム:第185回:かえるがカエル

次のコラム:第187回:雨降りの日は…。


他にもたくさんのコラムがあります。
リレーコラムのトップページ(直近の12本を掲載)全記事リストも合わせてお読みください。