第187回:雨降りの日は…。
( 2007年06月19日 掲載 )
こんにちは。今回のリレーコラムを担当させていただきます作業療法士の中刎裕子です。
朝起きて窓を見たらザーザー雨。一日の始まりがこんなジメジメだと一気にやる気がなくなりませんか?窓も閉め切って一日ぐうたらしたくなってしまいませんか?気持ちと天気はまるで比例しているような、そんな風にも思えます。
雨降りだと通勤が面倒くさい、外に出て遊べない、洗濯物が乾かない、湿度が上がるため体調にも微妙な変化が見られる、なんて人もいるのでは?私の知り合いにも気圧によって体調が悪くなる、体が何となくだるくなる人がいます。その人によれば雨が降る前日は体が重く感じることがあるため、「あぁ明日は雨だ。」と天気予報も見ずに天気の予想ができるそうです。
さて、そんなマイナスなイメージばかりの雨ですが、実は感謝すべきものなんですよね。今回はそんな雨についてお話させていただきます。
雨がないと万物みな生きてはいけません。大げさな話になってしまいますが、むしろ雨が降ってくれる環境でよかったといえませんか?日本は恵まれていると思いませんか?世界には雨の降らない地域があると聞きます。それに比べたら日本は梅雨もあるし、実に雨によって風情が保たれていると思います。
雨が降らないとどうなる...?雨が少なかった年、いろいろな弊害がありましたよね。食物の不作、水不足、さらには生物の異変にも影響をもたらしました。雨が降らなくてラッキー!なんて言っている場合じゃないくらいに問題になりました。「雨が降るといいなぁ。」と誰もが思っていたでしょう。
雨って素晴らしいんですよ。この世のものはすべて雨に生かされているのです。生物の誕生もそうでしょう。海から生まれて、その海を作ったのは雨です。そう考えると雨は気が遠くなるほどの長ーい歴史ですね。大昔から今までずっと生命のために降ってきてくれている、そんな風に思うとなんだか穏やかな気持ちで雨を見つめられるのではないでしょうか。いわば、私たちの偉大な母なのです。
また、雨上がりってすごく心も晴れませんか?あんなにザーザー降っていたのが晴れてくると普段の晴れよりも心地よく感じます。それまで心に黒いもので覆われていたのが一気に掃除機で吸い取ったみたいにキレイスッキリします。そして運が良ければ虹という粋なプレゼントがあったり...。
マイナスな部分もあるけれども、ちょっと視点を変えてみればなんて素敵な存在だろう。きっと忙しく暮らしている人間に「少しブレイクする時間をもちなさい!」、「心が晴れない日もあって当然、いつかは必ず晴れるから!」と偉大な母が忠告しているのかもしれません。
今度近いうちに雨が降ったら嫌な気をせず、心穏やかな気持ちで見つめてみるのもいいかもしれませんね。感謝の気持ちを込めて...。
[TEXT :中刎 裕子{作業療法士}]
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