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リレーコラム by リハビリテーションスタッフ リハビリテーション部
第192回:星野富弘さんの詩について
( 2007年07月24日 掲載 )
 みなさんこんにちは。作業療法士の武田史織です。
 私は先日、ドライブがてら群馬県にある「富弘美術館」という所に行ってきました。

 ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、この美術館は星野富弘さんという方の詩画を展示しています。詩画とは、詩と絵が1枚の紙にかかれているものなのですが、素朴でわかりやすい詩とやさしい色使いの花の絵が、とっても素敵で癒されるんです。
 星野さんは美術館の建つ村で育ち中学教師となりますが、わずか2ヶ月半後に事故により頸髄を損傷し、手足の自由を失ったそうです。その後つらい闘病生活を送り、2年ほど後にお見舞いのお礼状を書こうと口に筆をくわえて文字を書くことを始め、絵も書き添えるようになったそうです。
 ここで私の好きな詩をご紹介します。

 『近道をしようとして
  知らない家の庭に
  入ってしまった

  枯れた花と
  紫陽花の鉢ひとつ
  作業着と
  子供服の洗濯物

  欠けたガラスの陰から
  内職らしいかすかな音
  近道なんてありません』1)

 この詩には紫陽花の花の絵が添えられており、梅雨どきの季節にぴったりです。活字にしてしまうと作品の味わいは伝わりにくいですが、頭の中に情景が思い浮かぶほどとっても素直に書かれていると思いませんか。急いでいるときこそ確実な道を歩みましょうと教えられる気がします。

 書籍もたくさん販売されていますが、みなさんもぜひ一度美術館を訪れて作品を見てみてください。

 [TEXT :武田 史織{作業療法士}]

【引用文献】
1)星野富弘詩画集絵はがき 第12集 桐の花 「近道」 
【参考文献】
富弘美術館ホームページ:  富弘美術館 群馬県みどり市東町草木86
星野富弘プロフィール http://www.tomihiro.jp/profile/index.htm   



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