筑波記念病院ロゴマーク 住所と電話番号
リレーコラム by リハビリテーションスタッフ リハビリテーション部
第198回:ストレッチ
( 2007年09月04日 掲載 )
 首や肩が凝った時、人は自然とその部位を伸ばしたくなるものです。実際に伸ばされると少しだけ楽になったように感じられます。このように生活の中で身近に行われているのが「ストレッチ」です。

 まずはじめに...ストレッチとは何なのだろうか?
 一般的には体を伸ばすことだと言われていますが、定義は「筋肉、腱、筋膜、靭帯、関節包(関節を包む組織)などの結合組織を伸張すること」です。人間の体は頭の先から足先まで筋で構成されており、筋肉の周囲には腱や靭帯が存在します。よって体を伸ばすことによって筋肉やその周囲の腱や靭帯といった結合組織まで伸ばされるということになります。

 ストレッチの効果として一番に思い浮かべるのが「柔軟性の向上」です。簡単にいうと体が柔らかくなるということですが、実際には関節が柔らかくなるということを意味していて、やわらかい関節は、関節の可動域を広げ、かつスムーズに動くのです。
 ある関節を動かす場合、主として働く筋肉である主動筋と、主動筋の裏側にあり反対の働きをする拮抗筋が働きます。このどちらか一方の筋の伸張が低下している場合でも関節可動域の低下は引き起こされるのです。このように主動筋と拮抗筋の筋力や伸張性が欠けていると硬い体になってしまいます。そして、筋肉の伸張性低下は体のゆがみを引き起こすとされています。

 そこで、提案したいことがあります。体の硬い私も毎日続けていることです。
 それは、お風呂上りに立ったまま掌が床につくように体を前に倒して10~15秒程度維持して下さい。きっと1ヶ月後には...最初は床につかなかった掌がぴったりつくようになってくることでしょう。

[TEXT :川畑 絵梨菜{理学療法士}]



前のコラム:第197回:毎日快適に過ごすためのポイント

次のコラム:第199回:『電話』は苦手??


他にもたくさんのコラムがあります。
リレーコラムのトップページ(直近の12本を掲載)全記事リストも合わせてお読みください。