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リレーコラム by リハビリテーションスタッフ リハビリテーション部
第199回:『電話』は苦手??
( 2007年09月11日 掲載 )
 仕事で、家庭でのいろいろな手続で・・・電話は生活に欠かせないものです。なかなか会えない家族や友人とのつながりを保つ大切なものでもありますね。しかし、「電話は苦手」という人も多いのではないでしょうか?口ベタだから・・・自分の伝えたいことがうまく伝わらないし、相手の話もよくわからないし・・・。実は私も電話は得意ではありません。では、そもそもどうして苦手な人が多いのでしょうか?

 結論からいうと「難しい」から。
 自分の考えを伝え、相手の考えを理解するやりとりのことをコミュニケーションといいますね。コミュニケーションは大きく分けて2つの種類があります。ひとつは「バーバル(Verbal)コミュニケーション」、もうひとつは「ノンバーバル(Nonverbal)コミュニケーション」です。具体的には・・・
① バーバルコミュニケーション:言語
② ノンバーバルコミュニケーション:表情、ジェスチャー、声の調子、文字、サインなど
 ①は簡単にいうとことばの意味のみをさします。例えば、親友に映画に誘われたが、先約があるので断る際、笑顔で明るい声で「○○のこと嫌いだから行かな~い」と言ったとします。これはいわゆる冗談です。しかし、①のみで解釈すると「本当に友人のことが嫌い」になってしまいます。笑顔と明るい声の調子という②があるからこそ、冗談は成り立つのです。このように②はコミュニケーションにおいて重要な役割を持っており、多いときにはコミュニケーションのうち93パーセントの役割を占めると言われています。

 では電話のときは?相手の表情やジェスチャーを見ることができません。つまり、②のうち大部分が削られ、声の調子と①のみでコミュニケーションをとることになります。面と向かって話すのに比べ、とても「難しい」ことをしているのです。苦手にもなるわけです。しかし、実はおもしろいことに、表情やジェスチャーを見られない代わりに、唯一の②である声の調子が大げさになります。少しでも伝えられるように、意識せずともなるようです。
 
 今後電話をする際には、相手の声の調子をよく聞いて、表情や感情を想像するといいかもしれません。また、オーバーに話してみてください。いつもより話がはずんで電話が楽しくなるはずです。

[TEXT :齋藤 真由美{言語聴覚士}]



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