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リレーコラム by リハビリテーションスタッフ リハビリテーション部
第208回:自立生活支援について
( 2007年11月13日 掲載 )
 あなたが朝起きてはじめにすることは何でしょうか。また、大切な日の前日にスケジュールを計画するときには何を大切にしていますか。

 はじめまして。私は現在、医学的管理を終えて長期的な療養を必要とする患者さまを対象とした療養病棟で働いているスタッフの一員です。療養病棟の特徴としては、ひとつの疾病以外にも、さまざまな合併症や既往歴のある患者さまが多い病棟となっています。そのため、一人一人の自立の仕方や生活を考えていく必要があります。

 最初の質問ですが、さまざまな答えがあったと思います。その答えは自立生活に向けて考えていかなくてはいけない大切なことです。

 もう一つお聞きしたいことがあります。みなさんは日頃からスケジュールを立てる時、重要にしていることは何でしょうか。多くの方は日時、場所、人数、服装、持ち物etc...が浮かんできたはず...です。このスケジュール作成はリハビリテーションを進めていく上での一つのkeyになっています。
 リハビリテーションではWhere(どこで:生活領域)、Who(誰と:対人関係)、What(何を)、When(どのくらいの時間)、How(どのようにすればいいのか:実施方法)、そしてWhy(なぜ)の5W1Hを常に考えていくことが、対象となる方の全体像を把握する一つの手段となっていると思います。これに加え、障害内容だけでなく動作能力の現状把握が必要となってきます。

 これらを考えていく上でポイントになってくる動作能力の把握は、まず対象となる方の生活基本動作を知ることです。そして、それを知ることで家屋改修などの環境調整や自助具・福祉用具の適用、基本動作練習を考えていくことに繋がっていきます。

 生活基本動作としては、①座っていることができるか、②座って移動ができるか、③立ち上がることができるか、④立っていることができるか、⑤立位で方向転換できるか、⑥座ることができるか、等々の視点で把握することができます。これらの動作は日常生活動作(ADL)の中で必要になってくる動作です。例えば、入浴場面では①座っていることができるに当てはまる方の場合は、浴槽内で座っていることはできますが、浴槽の出入りに介助が必要となってきます。そのため、浴槽から立ち上がる練習やリフトを使用し介助したりなどの方法をとることができるでしょう。
 
 これらのさまざまな視点で自分の生活スケジュール、動作能力を把握していくことは、疾病を持っていない方でも介護予防のための体力づくりや生活作り、生活の幅を広げる地域交流にも繋がってくると思います。

[TEXT :島 武史{作業療法士}]



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