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第215回:麻雀のリハビリ効果
( 2008年01月08日 掲載 )
皆さま、麻雀というテーブルゲームをご存知でしょうか。知っていても実際にやったことのある方は少ないのではないでしょうか。この麻雀が、障害を持つ患者さまのリハビリにおいて優れた点が多々あると私は以前より考えていました。そこで、今回リハビリとして期待できる麻雀の効果をとり挙げたいと思います。
麻雀は19世紀中頃の中国を起源とし、伝統的な紙札遊戯と骨牌遊戯から生まれた遊戯とされています。日本に伝わったのは明治末期であり、一般的に認知されるようになったのは関東大震災後のことでした。
このように、ゲーム中の思考力・判断力・点数の計算などに加え、牌を混ぜる動作や牌を手元に集める動作、牌を積み上げる動作など手を積極的に動かすことでの脳の活性化が期待されます。また、1つのテーブルを囲んで行うゲームであるため、ゲームを通じて対戦相手とコミュニケーションを図ることができ、心身両面でのリハビリ効果が期待できるゲームであると考えられます。また、麻雀が世に普及し始めた時代は、現在の高齢者が若い頃であったため馴染みが深いようです。そのため、最近では、福祉施設などにおいて、老化予防・健康維持・機能維持などを目的としたリハビリプログラムの一環として、麻雀が非常に高い関心を寄せているそうです。 一般的に、リハビリは辛く痛いことであり、おもしろく楽なこととしては認識されていません。高齢者・障害者だけでなく人は皆、趣味・特技・娯楽のような楽しめることに興味・集中を寄せるものです。楽しい環境の中でのリハビリを積極的に取り入れ、老化予防・健康維持に励むことが、高齢者・障害者の方にとってよりよいものではないかと考えます。 [TEXT :神保 敦史{理学療法士}]
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