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リレーコラム by リハビリテーションスタッフ リハビリテーション部
第218回:右脚,左脚,どちらに体重を乗せていますか?
( 2008年01月29日 掲載 )

 若くて健康な人の多くは2本の脚で歩きますよね。しかし、自分が健康だと思っている人でも実は体のバランスが少しだけ崩れていたりします。今回はそのひとつの例として左右の脚のバランスについてお話ししたいと思います。

 さて、みなさんはバランスよく歩けているでしょうか。ご自分で確認するのは難しいと思うので簡単なテストをしてみましょう。まず全身が見える鏡の前で両脚を肩幅に開いて、つま先をまっすぐに向けて立ちます。次にゆっくりと膝を曲げてみて下さい。両方の膝はまっすぐ曲がっているでしょうか。左右のどちらかが外側に開いたり、内側に入ったりしてはいないでしょうか。体力に自信のある方は、片脚でチャレンジしていただくともっとわかりやすいと思います。上から膝を見て、膝の皿はつま先と同じ方向を向いているでしょうか。

 どちらかの膝が大きく内側や外側に向いてしまっている方はご注意を。その脚の支える力が弱っている可能性があります。
 さて、その原因は何でしょう。それは人によってさまざまであるので簡単にはお伝えすることは難しいですが、腰痛や股関節痛が原因であったり、O脚・X脚や骨折、背骨の歪み、仕事中にいつも不自然な姿勢である影響、いろいろな理由が考えられます。幼い頃の脚首のねんざといった小さな出来事でも時間が経てば大きな影響を及ぼすことがあります。

 どちらかの脚が強くてもう片方が弱い場合、意識せずにいるとその差は徐々に進んでいきます。たとえば、料理をしているときはどちらの脚に体重がのっているでしょう。コンビニで立ち読みしているときはどうでしょうか。

 この機会に弱い方の脚をトレーニングしてみませんか?方法は簡単です。立ち仕事をしているときに少しだけ弱い方の脚を意識してあげましょう。そのとき筋肉を上手に使うために2つだけ気を付けていただきたいことがあります。1つめは、つま先をまっすぐ前に向けることです。2つめは、骨盤をまっすぐ前に向かせる(斜めに向かない)ことです。おそらく最初はすぐに疲れてしまいますが、そのうち力がついてきたことを実感できると思います。

 次に、スポーツをしている方、特にバスケット,バレー,バドミントンなど飛び跳ねるスポーツをしている方で、膝を曲げたときに内側に入ってしまう人は要注意です!医学的にはニーインと呼ばれる状態で、ジャンプから着地するときに膝の前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)にムリがかかりやすく、損傷しやすい人だといえます。こういった方はスクワットなどのトレーニング時や、自分で着地の練習をしてまっすぐに使えるように膝に覚えさせるしかありません。試合中にいつも膝のことを考えることは難しいので、自分の膝を教育していつも靱帯にムリをかけずに動けるようにしてあげましょう。

 自分の脚は2本しかありません!どうぞ大切に使ってあげてくださいね!!

[TEXT :塩見 耕平{理学療法士}]



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