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リレーコラム by リハビリテーションスタッフ リハビリテーション部
第220回:きりたんぽの基礎知識とおいしい作り方
( 2008年02月12日 掲載 )
 こんにちは、筑波記念病院 理学療法士の大沢誠と申します。最近、ますます夜が冷え込んできましたね。みなさんは風邪をひかないように気をつけていますか?そんな寒い日にこそあったかお鍋です。今日は、僕の地元の鍋料理の一つ(郷土料理鍋の代表?)を紹介しようと思います。僕の地元は秋田県なので、みなさんご存知のようにきりたんぽ鍋が有名です。今日は、きりたんぽに関する基礎知識とおいしい作り方、ちょっとした一工夫を少しながらご紹介します。

 きりたんぽ鍋は、秋田を代表する鍋料理です。秋田県民にとって、花見や紅葉狩りその他宴会で「鍋物」といえば十中八九、この「きりたんぽ鍋」を指すといっても過言ではないでしょう。宴会だけではなく、わりと頻繁に一般家庭の食卓にもあがります。僕の実家では、だいたい月1回程度のペースだったかな。
「きりたんぽ」とは練ったお米(あきたこまち)を焼いて作られるチクワの形をした食品で、地元の人は単に「たんぽ」と呼ぶときもあります。なぜチクワの形かと言うと、練ったご飯を秋田杉から作った棒に巻き付けて焼くからです(焼きあがったあと棒を抜くと、見事チクワの形になるわけです)。まぁ大抵の場合、たんぽは市販のモノ(秋田のスーパーでは普通に売られている)を使うので、自分で焼くことは滅多にありませんが。この「たんぽ」を鶏+醤油スープの鍋に入れて煮たものが、きりたんぽ鍋です。その他の具としては、ゴボウ、マイタケ、糸コンニャク、長ネギ、セリなどが挙げられます。マタギたち(秋田の伝統的な熊猟師)が、ゴッタ煮の鍋にオニギリやおコゲを入れて食べていたのが発祥とも聞きますが、定かではありません。あ、簡単に「鶏+醤油スープの鍋」といいましたが、比内地鶏という秋田産の鶏肉を使うのがおいしいです。が、必ずしもこだわることもないと思います。個人的には、繊細な味にこだわった料理というよりは、山の幸をたっぷり煮込んだ自然で素朴な料理というイメージを持っています。小・中学校の行事にも作ったりしますよ。秋田県出身以外の友人が訪ねて来たときに作ってあげるとかなり喜ばれますが、実は簡単にできるので、もてなす側としては労力の割に得した気分になれます。ちなみに、きりたんぽ鍋にご飯はいりませんよ。「鍋ものはおかず」という印象があるかもしれませんが、きりたんぽそのものがお米であり主食です。鍋と別にご飯を炊く必要はありません。どんぶり一つで完結してしまう、このシンプルさがまたよいのです。洗い物も少なくて、主婦にはうれしいかも。

 ここでは、おいしい作り方のご紹介をしますが作り方はひとつではないので、みなさんのお好みに合わせ味の濃さ・具材の調整をしてください。
はじめに「きりたんぽ」は、電子レンジで温めますと切りやすく、煮込んでからも形崩れせずおいしく召し上がれます。包丁を入れるときは、斜め三つ切りが食べやすい大きさです。ご家庭でスープを作るときは、トリガラ・コンブ・調味料・砂糖等でお作りください。
1.スープが煮立ちはじめましたら、比内地鶏肉と水気をとったササガキゴボウを入れひと煮立ちさせます。
2.次にマイタケ等のきのこと水気をとった糸コンニャクを入れ、煮立てます(きのこは食べやしい大きさにしてください)。
3.三つ切りにしたきりたんぽ・だまこもちを入れ、ニンジン・ネギ・セリを入れ、3分程ひと煮立ちさせてできあがりです。きりたんぽは簡単に煮崩れするため食べる分だけ鍋に入れます(セリは最後にいれるのがコツです)。

 以上、簡単でしたが、きりたんぽの美味しい作り方や基礎知識についてお話を終わります。ぜひみなさんも今年の冬に作ってみてください。

[TEXT :大沢 誠{理学療法士}]



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