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リレーコラム by リハビリテーションスタッフ リハビリテーション部
第232回:仮面高血圧について
( 2008年05月20日 掲載 )
 世間には健康について多くのテレビ番組や雑誌、DVD、または健康グッズなどが出回り、より身近に自分の健康と向き合う機会が増えてきています。今回、一般にはあまり知られていない仮面高血圧のお話をしたいと思います。

 最近、私は職場で血圧を測定することを日課としています。というのも自宅で測る血圧と職場で測る血圧にだいぶ違いがあることに気がついたからです。高血圧のお薬を飲んでいる方などは日常の血圧も高いことが多いようですが、私のように職場での血圧測定時のみ血圧が高く出てしまうことを「仮面をかぶって隠れている高血圧」という意味で仮面高血圧と呼ばれているようです。私の場合は仮面高血圧の中でも「職場高血圧」の分類にあたります。原因としては仕事での緊張感や責任、対人関係のストレスなどがあるようです。私自身、それほどのストレスは感じていないように思っていますが、実際は職場での血圧の高さが物語っています...。もちろん高い血圧は日頃、血管や腎臓に負担をかけてしまうことになります。そうと知らずに長期間放置されると、心臓病などの動脈硬化疾患を発病しやすくなる(適切な治療を受けている人に比べると、仮面高血圧の心血管疾患発症率リスクはおおよそ3倍に達する1))そうです。

 一般的にはまだまだ血圧を気にする年齢ではありませんが、日頃、仕事が忙しくていつもストレスを溜めている...と感じている人はぜひとも職場での素顔の血圧を測って頂きたいと思います。まずは身近な健康と向き合っていくことが大切ではないでしょうか。

[TEXT :渡邉 崇{理学療法士}]

【引用文献】1)Bobrie G 他,JAMA,291,1342,2004



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