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第237回:こどもの可能性とリハビリテーションについて
( 2008年06月24日 掲載 )
私はこどもの発達を促すようなリハビリテーションに興味を持っており、当院でも何人かのこどもを担当させていただいています。
大人のリハビリテーションとの違いは?というと...大人=リハビリテーション、こども=ハビリテーションとよく表現されます。大人の場合は、すでに獲得していた能力(例えば「一人で歩けていた」や「一人でお風呂が入れていた」など)をけがや病気によって一時的に失ってしまい、それらを回復していくことを目的としている場合が多いようです。しかしこどもの場合は、それらの能力はすでに備わっていたものではない場合が多く、これから新たに獲得していかなければならないのです。つまり、未経験な運動や感覚に対して、遊びを通して経験させていくことで発達を促していくというのがこどものリハビリテーションの大きな特徴と考えます。 こどもは不思議なもので、無限な可能性を秘めていると思います。ただじっと寝ていたり一人遊びをしていたりしても、必ず何かを探って常に脳を成長させているのです。私が担当しているこどもでも、月1回や週1回のリハビリテーションであっても、よく観察すると毎回新しい能力を身につけているように感じます。こどもは、病院でのリハビリテーション以上に、関わっている時間の長いお父さん、お母さんや周囲の環境に大きく左右されるといえます。 リレーコラムの第204回に「ミラーニューロン」の話がありますが、これは赤ん坊の脳の中にも同じように存在するという話を聞いたことがあります。赤ん坊が他の人が動いているのを見て、何かを感じたり、あたかも赤ん坊自身が動いているようなイメージを持ったりしているようです。このことは発達の促しに役立つ可能性があります。お父さんやお母さん!!こどもに寝返りや立つ能力をつけてほしいときに、こどもの前で二人そろってごろごろ寝返ってみたり、何度も立ったり座ったりして見せてあげるようにしてはいかがでしょうか? [TEXT :三原 直樹{理学療法士}] ■前のコラム:第236回:快眠・快食・そして・・・ ■次のコラム:第238回:いばらきのことば 他にもたくさんのコラムがあります。 |