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リレーコラム by リハビリテーションスタッフ リハビリテーション部
第239回:かえるがカエル パート2
( 2008年07月08日 掲載 )
 こんにちは。私はカエルが大好きで、カエルのグッズが家中あふれています。つくばはカエルの銅像なんかが町のいたるところにあるので幸せな気分になります。以前のリレーコラムにもそんなことを書きました。題してパート2ということでまたまたカエルについて書かせてもらいたいと思います。
 今回は、カエルのグッズのことではなくて生き物のカエルのことについて話したいと思います。今、カエルが絶滅の危機にさらされているということをご存じですか?カエルに代表される両生類は、環境に敏感でわずかな環境の変化で数が減少するため、環境破壊のバロメーターといわれています。世界の両生類約5,500種中、3割は絶滅危機にあるとされていますが、さらに追い討ちをかけているのは、「カエルツボカビ」という病気です。この病気が発症するとカエルは皮膚呼吸ができなくなり死をもたらします。発症したカエルの致死率は高く、90%以上になります。伝播力が強く、パナマではツボカビ侵入後の2ヶ月間で一部両生類が全滅したという報告もあります。

 日本でも2006年12月、国内で飼育されるカエルから初めて確認されました。一度広まると収拾の方法がなく、完全な治療法も確立されていません。現時点の有効策は、正確に現状を把握し、拡散を防ぐことのみだそうです。2007年6月には神奈川県の麻布大学でカエルツボカビフォーラム2007が開かれ、現状分析や治療、検査体制の問題点が論議されました。私は、キャラクターのカエルは好きですが、生き物のカエルは少し苦手でした。きっとこれを読んでいる方にも共感されている方がいらっしゃると思います。でも、カエルは日本の田園風景に欠かせない生き物であり、稲作では害虫駆除という重要な役割をもっています。
 幼い頃にオタマジャクシを持って帰り、しばらくして色も変わり手足が生えたカエルに変身していて驚いたこと、アマガエルをいじめたら雨が降るよとおばあちゃんにいわれたことなどを思い出します。最近ではそういった事実や言い伝えを知らない子供たちが増え、「蛙の子は蛙」の意味を知らないといわれても仕方がありません。いつの日か、カエルを見かけることが今よりも少なくなりキャラクターグッズや不確かな情報だけが残り、カエルはカッパと同じ架空の生き物であるとか、大昔にはこんな生き物がいましたという具合に誤って紹介されることを想像してしまうとなぜだか寂しく感じます。そのようなことにならないことを願って、今回この話題について話させて頂きました。
 みなさんもカエルを目にした時、このことを少しでも思い出していただけたら幸いです。ここまで読んでいただきありがとうございました。

[TEXT :番場 由佳{作業療法士}]

【参考文献】
なるほど地図帳世界2008、黒田茂夫著、昭文社



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