第244回:『アーユルヴェーダ』の教え
( 2008年08月12日 掲載 )
こんにちは。夏真っ盛りのこの季節、皆さんいかがお過ごしですか?リレーコラムを担当させていただく理学療法士の飯田です。私は最近、美容と健康にヨガを始めました。ささいなきっかけで始めたヨガですが、ヨガを終えた後は気分がスッキリします。今回はヨガの基本となっている「アーユルヴェーダ」というインドの伝統医学について少しだけお話したいと思います。インドやスリランカの人々は、5000年以上も前から伝わるアーユルヴェーダの知恵を衣食住に取り入れながら生活しているそうです。日本でいう「夏バテ防止に梅干しと番茶」と同じように、暮らしに欠かせない健康法なのです。
<アーユルヴェーダの考え方>
アーユルヴェーダでは、宇宙にある全てのものが3つのドーシャ(エネルギー)から構成されていると考えられています。ドーシャはヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)の3つに分けられます。人間もこの3つのドーシャが相互に作用し合っているとされ、これらドーシャのバランスがよければ心身とも健康に暮らせるし、バランスが乱れれば、どこかに不具合が生じると考えられています。季節やストレスによってドーシャのバランスは変動します。つまり、生活習慣や食事内容を改善することでドーシャのバランスを整え、心身健康に暮らしましょうというのがアーユルヴェーダです。
<アーユルヴェーダの教え>
現在の科学とは一味違い何千年もの時を超えて受け継がれてきた「アーユルヴェーダの教え」についていくつか紹介したいと思います。
①6つの味をバランスよく
甘・塩・辛・苦・渋・酸の6つの味を食事にバランスよく取り入れればドーシャのバランスが保たれるそうです。ちなみにインドカレーはスパイスたっぷり、6味のバランスは満点です。
②果物は昼間に食べる
果物は水分を体に滞留させ、体を冷やすと考えられています。夜は水の性質を持つカパが支配する時間なので、体が重くなり、体温も低下しやすい。この時間滞に果物を食べるとカパが増加し身体がだるくなるそうです。
③不眠には1杯のホットミルク
寝る前に水分を摂り過ぎるのはよくないと言われますが、ミルクは冷静で重いカパの性質持つため、興奮した神経をなだめるには効果的と思われています
④適度な運動・瞑想のススメ
心も身体も余分なものをため込まないことが健康的で幸せの秘訣ですが、適度な運動で余分なドーシャを発散したり、瞑想をして心の静寂を得たりすれば、ドーシャが乱れにくくなると考えられています。
アーユルヴェーダは心身を健康に保つための衣食住の知恵です。今後も気に入った内容を生活に取り入れてみたいなと思いました。
[TEXT :飯田 真奈美{理学療法士}]
【参考文献】
Yogini別冊;DVDつきヨガ本 p 5~8、p13~19、枻出版社
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