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リレーコラム by リハビリテーションスタッフ リハビリテーション部
第251回:音楽とストレス抑制効果
( 2008年10月07日 掲載 )

 誰もがかかえているストレス。
 ストレス解消法の一つに音楽があります。そこで今回は、アコースティックギターをはじめとした音楽に関わるストレス抑制効果について少し説明したいと思います。

 私はアコースティックギターの音が大好きで、弾いたり聴いたりします。アコースティックとは、電源などを使わず楽器本来の生の音で奏でる音楽です。アコースティックの魅力は、楽器本来の音がストレートに伝わってくるところだと思います。
 みなさんも好みの音楽、好きな楽器の音色というのを持っているのではないでしょうか。

 私たちの生活の中にはさまざまな音があふれていますが、勉強や仕事に静かで落ち着ける環境が欲しい。そんなときにはBGMをかけてリラックスできる環境をつくります。日本人は昔から日常生活にアクセントを添えるような、音を楽しむ文化を築きあげてきたといわれています。

 人には音を認識するとき、「マスキング効果」といわれる能力を発揮するそうです。例えば、お気に入りの曲が流れてくるとまわりの音が小さく聞こえ、その曲に聴き入ってしまいます。人間の耳は、自分の聞こうとした音以外にマスクをかけ、その音をよく聞こうとすることができるそうです。
 そのため、集中したいときにBGMをかけると不愉快な音を消してくれ、その音楽のもつリラックス効果で、記憶力や集中力をあげることができます。音楽のリズムに対して体が無意識に反応し、余計な緊張がほぐれて気持ちよく感じることができるのです。また、音楽と人間の脳波は深いつながりがあるといわれています。好きな音楽や心地よいと思う音楽を聴いているとき、脳からα波が出ているそうです。α波はリラックスしているときや集中しているときに出る脳波です。音楽によって癒される理由はここにあるようです。

 直接音楽というわけではないのですが、木のストレス抑制効果について説明したいと思います。
 木から発散される「フィトンチッド」という成分によって、森林の中にさわやかな空気が広がり、リラックスした気分になるそうです。フィトンチッドとは、樹木自身が作り出し発散している揮発性物質で、テルペン類と呼ばれる有機化合物を主な成分とするもので、人間の自律神経を安定させる効果があり、ストレスをやわらげ、心身をリフレッシュさせるそうです。この効果は森林だけではなく、木が木材になった後も変わらないといわれており、木材が使われている家にいるだけでも森林に行ったときと同様の効果が得られるので、日常生活の中で自然とリラックスでき、ストレス抑制に大きな効果があるそうです。そういえばギターも杉や松といった木からできているため癒されるのかもしれません。

 最後になりますが、1日のうちに5分でも静かに音楽を聴く時間を持ち、適度にリラックスすることがストレス解消に役立ち、心と体を健康的な状態にしていきます。アコースティック音楽のしらべに耳を傾けて心身をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

[TEXT :指田 高宏{理学療法士}]

【参考文献】
『健康Salad』 わたしたちを癒してくれる音楽のチカラhttp://www.k-salad.com
『ウッドプラザ北海道』 人と健康に優しい木http://www.woodplaza.or.jp



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