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◎ 花粉症による辛い結膜炎の対策法

2.季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)の治療と予防法

■ 治療

(1)抗アレルギー薬
 アレルギー性結膜炎は基本的には抗アレルギー点眼薬のみで治癒することが多いですが、症状出現が強い時期には症状を抑制できない場合が少なくなく、また、効果発現までに期間を要します。

(2)ステロイド薬
 現在用いられている抗アレルギー点眼薬にはステロイド点眼薬を上回る抗アレルギー作用を有するものはなく、このため強い症状の発現時にはステロイド点眼薬を使用しますが、眼圧上昇、白内障その他の副作用がみられることがありますので、定期的な眼科医による診察が必要です。

(3)減感作療法
 唯一の原因療法ですが、即効性がなく、頻回かつ長期の注射が必要なことや、効果についての見解が分かれることなどから、眼科ではほとんど行われていません。

■ 予防法

(1)初期療法
 原因となる花粉の飛散がピークになる約2週間前から抗アレルギー剤の予防的点眼療法を開始します。

(2)抗原回避
 この方法が最も理想的ですが、現実的にはすべてにおいては難しい現状であると考えられます。該当する花粉の飛散時期には外出をひかえることが最もよいことではありますが、現実の生活では不可能に近く、したがって、症状の強い人では、帽子、マスク、(表面のつるつるした)長袖、長ズボンなどで外出し、帰宅するときにはよく払い落とし、そのまま着替えて洗濯する、エアコンで換気するなどが考えられます。

 季節性アレルギー性結膜炎は今後も増加すると考えられますが、今後、個々の抗原に特異的に働く、また、アレルギーの個々の反応部位においてより特異的に抑制する治療薬の研究開発が期待されます。

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[TEXT by 古谷 愛理, 筑波記念病院 眼科主任]