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生きていくために必要な栄養素
人間が生きていくために必要な栄養素のうち、特に重要なのはからだを動かすエネルギー源となる「三大栄養素」いわれる炭水化物、たんぱく質、脂質ですが、それだけでは十分ではありません。
からだの調子を整えるビタミン、ミネラルがあってはじめて、「三大栄養素」が体内で活用されるのです。ほとんどのビタミンやミネラルは、体内で作り出すことができないため、食物から摂らなければなりません。どの食品にどれくらいのビタミン・ミネラルが含まれ、どのように摂れば効果的なのか、それぞれの特徴を知り、効率的に摂っていくことが健康を維持していくためのポイントです。
ビタミン
ビタミンは、大きく「脂溶性ビタミン」と「水溶性ビタミン」の2つに分けられます。脂溶性のビタミンは水に溶けずに油に溶ける性質があり、水溶性のビタミンは水に溶ける性質があります。脂溶性のビタミンは、ひじきの炒め煮、ごぼうと人参のきんぴら、野菜(ほうれん草、春菊、モロヘイヤなど)のかき揚げなど、調理して油に溶けた状態で摂取すれば、吸収率は大幅にアップします。水溶性ビタミンは、洗ったまま長く水につけておいたり、茹でたり蒸したりすると簡単に損なわれてしまいます。手早くさっと加熱するのがコツで、汁も飲めるスープや煮汁も味わえる煮物にすることで摂ることができます。
ミネラル
ミネラルは、ナトリウムとカリウム、カルシウムとマグネシウムのように、ペアで互いにバランスをとりながら体内で働いていて、どちらか片方が増えすぎると、もう片方が減ってバランスが崩れてしまいます。
特に注意しなければならないのがナトリウムです。ナトリウムは食塩という形で口にするほか、パンや菓子、味噌やしょうゆなどの加工食品に含まれ、意識せずに食塩を摂っています。塩分の摂りすぎは高血圧のもとになり、高血圧はさまざまな病気を引き起こします。
カリウムはナトリウムの排泄作用があり、高血圧防止のためにも、豊富な魚類や肉類、野菜類、果物類を食べるようにしましょう。
現代社会では、ビタミン・ミネラルが不足しがちな傾向にあります。食事は毎日必ず摂るもの。栄養素のはたらきを知りながら、ふだん何気なく食べている食事の内容に目を向けてみることが健康を維持するためには必要だと思います。
[TEXT by 長塚聖子, 栄養部 管理栄養士]
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