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◎脈拍の病気について

脈拍ってなあに?
 みなさん、脈拍(みゃくはく)を感じたことはありますか?
 身近なところでは、自動血圧計で血圧を測りますと、脈拍数として表示されます。実際は、心臓の動きに応じて血液が体中に押し出され、脈拍ができます。
 脈拍はご自分で測定することもできます。手の関節に反対側の手指を回して脈拍を感じることができれば、あとは時計を見ながら一定時間の回数を測定します。
 脈拍は通常、規則正しく、おおよそ、一分間に50〜80回です。
 医学用語では、脈拍を感じることを「動悸(どうき)」と呼んでいます。いわゆる、ドキドキ、ドキッ、バクンなどという感覚です。このようなときに脈拍が乱れている場合があります。その他の症状として、ふらつき、気の遠くなる感じ、意識消失などがあります。

脈拍の病気
 脈拍の病気には、脈拍の早くなる病気と脈拍の遅くなる病気があります。
治療が必要かどうかは、症状にもよりますが、心臓そのものに大きな病気を伴っているかが大きなポイントになります。このため、症状がなくてもぜひ治療を受けられた方がよい場合もあります。
 以上のような理由から、脈拍の病気について診察させて頂く場合には、心臓全体について一定の検査が必要になります。

心房細動(しんぼうさいどう)
 いくつもの脈拍の病気のなかで、一番頻度の多いものです。年齢を増すにつれてかかりやすくなります。75歳を超えると、人口全体の5%以上ともいわれています。この病気は症状もさることながら、脳梗塞にかかりやすくなるという、重大な問題をかかえています。脳梗塞は一度かかると回復に難渋する病気です。心房細動と診断された場合には、症状が気にならなくても、いろいろな治療に参加されることをお勧めします。


治療
 
脈拍の遅くなる病気には、ペースメーカー治療が最適です。
 一部の病気にはある種の体操が効果的なこともあります。
 一方、脈拍の早くなる病気には、カテーテルによる治療や内服薬による治療が行われます。

カテーテル治療

飲み薬の治療
入院が必要です
完全に治ります
外来治療です
たくさんの種類のお薬
一時的に多大な出費
合併症あり
効果が不定
長期的には出費大?
合併症あり

カテーテル治療(カテーテルアブレーション)
 カテーテル治療は、この10年ほどで急速に発展してきた治療法です。普通、4〜7日間の入院が必要ですが、成功すれば治りますので、病気からの解放感があります。健康保険の適応もあります。

 脈拍の病気の種類、症状により、治療法を選ぶことができます。
 心配な時にはご相談ください。

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[TEXT by 井川昌幸, 筑波記念病院 循環器器内科]