まず、出血がどの程度か、傷の深さがどの程度かをよく見ます。大きな拍動性の出血などは動脈が損傷されていることも考慮して、清潔なガーゼなどで傷口を圧迫しながら早く病院に行くべきです。釘を刺してしまったなどの深い傷の時には破傷風の予防が必要なことがあるので、これも病院へ行くべきです。
それ以外であれば、砂や泥が付いているときには、水道水を勢いよく当てて汚染を流してから傷口の処置をします。このときは多少の出血は目をつぶって砂や泥を落とすことを優先します。こういったものを残しておくと、傷の治りが悪くなるだけでなく、創部の変色(外傷性刺青)をおこすことがあるので、きちんととることが大切です。もちろん、汚れが多くて、ピンセットなどを使ってとらなくてはいけないような場合には、やはり病院へかかってとってもらう必要があります。汚れがきちんと落ちたら清潔なガーゼをあてておきます。傷口の消毒薬は、最近の考え方では、肉芽形成を妨げることがあり、清潔な傷であれば、やたらと使わないという考え方がでてきています。
判断が付きにくい時には、病院で一度は診てもらうのが良いと思います。