SARSが流行した地域の報告を見ますと、SARSには子ども達がかかってもあまり重くならずに軽く済むようですね。
病気には、罹り時とでも言いますか、適切な時期にやれば軽くすむけれども、年齢が大きくなってから罹ると重くなることは、しばしば経験されます。たとえば、麻疹(はしか)や水ぼうそうに大人が罹ると、たいへん重症化することがあります。麻疹などは子ども達が罹ってもけっこう大病ではありますが、大人がなるともっとずっと深刻です。SARSに関しても、SARSウイルスと人類がうまく共存できるような状況ができてくると、子ども達が比較的軽く罹って免疫を持つようになって流行が阻止できて、あまり怖い病気でなくなるかもしれません。(あくまでも希望的観測ですが)
SARSに罹ったときのはじめの症状は高熱や咳、筋肉痛などで、インフルエンザなどと区別することができないとされています。ですから、この時期には、SARSの流行地に行っていたとか、周りにSARSに罹患した方がいたとかの情報が無ければ、SARSと診断することはできません。しばらく高熱が続いて、いったん熱が下がりかけ、次に再び高熱になったときに、呼吸困難の症状が出て、レントゲンなどで肺炎が確認されるようになります。このような時点になればSARSの診断は確実になります。
今までのところ、日本でSARSの流行が起こったということはなく、本場でもやや流行の勢いが鈍ってきたようですので、このまま、日本には、入ってこないで済んでくれるのを祈るばかりです。