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母親学級受講者による質問とその回答集
 『アレルギー』についての回答集
母親がアレルギー体質の場合、子どもの食事と気をつける点は?

 アレルギーを起こしやすい体質は、確かに遺伝的要素もありますから、小さいうちは、アレルギーを起こしやすい物質による刺激はなるべく避けておかれるのが無難です。
 胃腸の粘膜の選択性が悪く、たんぱく質の透過性が高い乳児期には、食物のたんぱく質が、直接血液の中に取り込まれてしまう危険がありますから、卵などのアレルギー感作をおこしやすいといわれている食べ物は、子供たちがある程度大きくなるまでは、避けておかれるのが良いと思います。
 1歳の誕生日までは離乳食のメニューに、卵を加えないことをお勧めします。
 食事アレルギーは、年齢が進んで胃腸の消化機能がしっかりしてくれば落ち着いてくることが多いので、アレルギーの症状があっても、2-3歳ころまでに、アレルギー反応が弱まり、食事の制限が不要になることがよくありますので、まずは、それまでの辛抱です。

(最終更新日:2005年08月11日 14:30)
じんましんは、どのような原因ででるのでしょうか? また、特に熱など、その他の症状がない場合は医者に行く必要はないのでしょうか?

 尋麻疹の原因は複雑多岐で、同じものを食べていてもその時の体のコンディションで出たり出なかったりするので、やっかいなことです。食べ物に関係なく、温度の変化などが原因で出る「寒冷尋麻疹」などというものもあります。ただ、食べ物との関連性を見る場合、原材料から分かるようなものを食べていないと、原因となる食品を見落とすこともあります。

 たとえば、「ハンバーグ」と言っても、肉は豚肉なのか牛肉なのか、つなぎに卵を使ったかどうか、油は何をつかったかどうかなど、いろいろな要素がありますので、いつも食べていても大丈夫と思っている食べ物でも、中に含まれるものによって、出たり出なかったりということが起こるわけです。ですから、食事の記録を原材料から分かるように書いておいて、尋麻疹が出るときに共通する食べ物がないかどうか丹念に見ていく必要があります。

 尋麻疹は軽く見られていますが、重症の場合、呼吸困難になったり、アナフィラキシーショックという重大な状態に落ち込む前段階ということもありますので、不用意に軽視をしないことです。全身に尋麻疹が出て、痒みが強いときなどは、かかりつけの先生に一度は診ておいてもらうことです。また、原因になるかもしれない食品がある程度分かったら、血液検査で確認することができますから、ご相談ください。

(最終更新日:2004年11月25日 19:15)
鼻水がでて、夜息苦しそうです。良い方法はありますか?

 一つは、鼻水が出る原因を、かかりつけの先生に診ていただいて、原因による対策をとることです。アレルギー性鼻炎であれば、吸い込む空気をきれいにする対策や抗アレルギー薬などを使っていきます。慢性の鼻炎であれば、抗生物質をうまく使いながら経過をみたりもします。そういう対策を行ったうえで、鼻がとれないときには、こまめに鼻を吸ってあげるようにします。チューブのついた鼻水を吸い取る道具などが大きな薬局などで売っています。
 あるいは、赤ちゃんの一方の鼻孔をつまんで、お母さんが反対側の鼻孔に口をつけて、吸い取ってあげることも意味があります。

(最終更新日:2004年11月25日 17:59)
天気の変わり目にゼイゼイします。病院で喘息と言われ気管支拡張剤が出され吸入して帰ってきます。落ち着いても続けた方がよいのでしょうか?

 気候の変化などに応じてゼイゼイすることがあるのは、喘息など、外来の刺激に反応しておこる病気の特徴です。薬をいつまで使うのかについては、年齢や病気の重症度などいろいろな要素によって、変わってきますので、一概に言えません。お薬を出して頂いている主治医の先生に、良くお聞きになって下さい。

(最終更新日:2004年11月15日 17:14)
私はハウスダストと花粉のアレルギーがあり、軽いアトピーと診断されました。息子は現在7ヶ月で、まだアトピーの症状は見られませんが、これから先大丈夫でしょうか?また、何歳くらいまでに症状がでるものなのでしょうか?

 乳児から幼児のはじめにかけて、卵白やミルクに対するアレルギー反応を示すお子さんが、かなりあります。しかし、多くの方は、年齢が進むにつれて、そのようなアレルギーの反応が落ち着いてきて、症状もとれてきます。ですから、お母様にアレルギーがあるという理由だけで、将来アレルギー性疾患になるのではないかと、極端に心配される必要はありません。

 同愛記念病院に前にいらした、馬場実先生という方が提唱された「アレルギーマーチ」という概念のように、はじめは乳児湿疹のような形から、アトピー性皮膚炎になり、それからゼイゼイするようになって、喘息がでてくるというコースをとるお子さんが少なからずあることも事実ですので、アレルギーを得意とする小児科医によく経過を診てもらい、適切なアドバイスを受けておかれることをお勧めします。

 いずれにせよ、喘息などのアレルギー疾患にならないためには、健康的な生活を送り、吸い込む空気の環境を良くしてあげること。不用意に室内で動物を飼わない、たばこの煙や塗料、自動車の排気ガスなどの多い環境を避けることなどの注意を、普段からきちんとしておくことが肝要です。

(最終更新日:2004年11月15日 16:11)