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診療科の概要
 脳神経外科は、脳卒中、頭部外傷、脳腫瘍、脊髄脊椎疾患など「脳と神経」の関わる分野を広く取り扱う診療科です。
現在常勤医師5人、非常勤医師2人が所属しており、24時間体制で入院患者80人前後、一日外来患者約180人強の診察にあたっています。
一年間の入院患者数は過去5年570〜914人/年に達し、救急対応から内科的治療、また必要に応じて手術はもとより、急性期病棟のほか回復期リハビリテーション病棟、療養病棟を併設し、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の総勢150名を超えるスタッフに恵まれた環境を生かし、患者さまが安心して自宅退院できるまで質の高いリハビリテーションも行っています。
また外来においては病後管理のほか、疾病予防にも力を入れており、さらに脳ドックに よる疾病の早期発見、予防も行っています。
一年間の手術件数は約200件ですが、近年の治療法の進歩に伴いless invasive(より患者さまの肉体的負担の少ない治療)を自標に、「切らずに治す」血管内手術、内視鏡手術など先端治療も積極的に取り入れています。今後も最先端の知識・技術をお届けし、地域の要請に合った診療を行うため日々精進していく所存です。
診療実績

外来・入院患者数、手術件数

外来患者数 2009.4〜2010.3) 筑波記念病院 1,103人
筑波総合クリニック
(のべ人数)
31,153人
入院患者数 2009.4〜2010.3) 1,131人
手術件数(血管内、外来手術を除く、2007.4〜2008.3) 122件

◆入院患者数:570〜914人(2004年〜2008年)
例)2004年914人
(脳血管障害382人、脳腫瘍45人、脊椎脊髄疾患46人、頭部外傷151人、機能的疾患106人、他)

◆手術件数:151〜234件(2004年〜2008年)
例)2004年208件
(脳血管障害48件、脳腫瘍22件、脊椎・脊髄18件、頭部外傷51件他。半数以上は緊急手術)

◇くも膜下出血(脳動脈瘤・脳動静脈奇形手術):23件(2004年)
破裂脳動脈瘤に対しては早期より根治術を行う、未破裂脳動脈瘤に対しては適応を考慮し充分なインフォームドコンセントの上根治治療をめざす。いずれも開頭クリッピング術の他血管内動脈瘤塞栓術を積極的にとりいれている。脳動静脈奇形に対しては出血例には原則的に手術全摘、非出血例には手術・血管内塞栓術及び放射線療法を組み合わせ行う。手術合併症なし。

◇脳出血:20件(2004年)
保存的治療を原則とするが手術加療が必要とされる場合は、より低侵襲な局所麻酔下CTガイド下血腫吸引ドレナージ術を第一選択とする。症例により急性期から開頭血腫除去術も考慮する。手術合併症なし。

◇閉塞性脳血管障害に対する手術:21件(2004年)
脳梗塞に対しては急性期に血栓溶解術(血管内手術)、慢性期に頸動脈内膜剥離術、頭蓋内外血管吻合術、ステント留置術(血管内手術)を適応により考慮する。低侵襲な対処を目標とし近年血管内手術の比率が増している。中でもステント留置術は県内でも他施設に先駆け数十例の経験があり合併症の発生も5%以下。

◇脳腫瘍:20件(2004年)
手術適応の場合基本的に全摘出をめざすが機能予後を考慮し各種モニター下に後遺症の残らない手術を選択する。手術合併症5%。出血の予想される腫瘍には術前に腫瘍血管塞栓術(血管内手術)を併用する。適応に応じて各種放射線治療、免疫・化学療法を追加する。

◇脊椎・脊髄:18件(2004年)
頸椎疾患では症例に応じて前方からのヘルニア摘出、ケージ固定、後方からの椎弓拡大形成術等を行う。腰椎疾患では腰椎開窓術、ヘルニア摘出等を行う。手術合併症なし。

◇頭部外傷:51件(2004年)
急性期からの手術治療に加え昏睡療法、低体温療法を考慮する。手術合併症なし。多発外傷では整形・胸部・腹部・形成外科スタッフと併診する。

その他、水頭症手術、機能的脳神経手術(薬物抵抗性の顔面けいれん、三叉神経痛)等にも良績がある。いずれの疾患でも急性期より患者・家族と充分に話し合い、より低侵襲な方法から勧めることを原則とする。
施設プロフィール
日本脳神経外科学会専門医認定制度 指定訓練場所(A項)
日本脳卒中学会専門医認定制度 研修教育病院
専門医・認定医
日本脳神経外科学会認定専門医 5人
日本脳卒中学会専門医 4人
がん治療暫定教育医 1人
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