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◎筑波記念病院での6年間

 茨城県立医療大学卒業を控えた年の夏、就職見学で筑波記念病院を訪れ、初めて斉藤部長にお会いしました。そこで今後の事業展望を伺い、さらには斉藤部長の人柄に惹かれ、筑波記念病院で斉藤部長と共に勤務したいと思い、迷わず入職を決意しました。

 あれから今年でまる6年。あの時斉藤部長がここまで予測していたかどうかはわかりませんが、現在では75名のリハビリテーション専門スタッフ数を有する県内でも最大規模の施設になりました。来年度にはさらにスタッフを大幅に増員し100人体制で、発症・急性期から回復期、在宅・維持期までより一層充実した細やかな医療サービスを提供できる潜在能力を持つ施設になると聞いています。

 入職当時は、理学療法部門は斉藤部長と新人同期療法士7名で目の前にいらっしゃる患者様のリハビリを必死に努めていました。現在のようにスタッフ専属配置の機能分化した状態ではない中で、斉藤部長が先頭に立ち常に導いていてくれたように感じます。徐々に仲間が増え、それに伴って入院・外来・介護老人保健施設・訪問のリハビリテーションと、少しずつそれぞれに専属スタッフを配置する現在の体制の基盤が形成されていきました。斉藤部長は各自が専門分野を見つけ能力を発揮できるように、それぞれの希望を配慮して診療の場面を与えてくれました。私はこの6年間で、少しずつではありますがそのすべての経験をさせて頂き、各々が本当に必要であること、そしてそれぞれの役割を実感いたしました。さらに回復期リハビリテーション病棟や長期療養病棟が開設され、よりリハビリテーションにも各自の役割が明確に求められ、全体を考慮した広い視点でそれぞれが責任を持って行動しなければ、組織は効率よく機能しないものであると身をもって学びました。

 また、院内・法人内にとどまらず、院外の研修協力あるいは関連病院・施設での研修にも積極的で、地域への支援という広い視野でリハビリ分野に貢献してゆく姿勢を目の当たりにし、さらには短期的ではありましたが他病院への出向研修もでき貴重な経験をさせて頂いたと思います。研修および学会参加に協力的であり、斉藤部長やドクターには学会発表準備や論文作成のために一から丁寧に指導していただきました。

 いろいろな意味で理学療法を楽しみながら継続してゆくことができたのも、筑波記念病院であったからこそであると感じています。貴重な経験と、多くの仲間、今では記念病院で過ごした6年間そのものが私にとって大事な財産であり、宝物です。これらの宝物を頂いた記念病院でのすべてに心から感謝しております。
 本当にありがとうございました。

社会福祉法人恩賜財団済生会西条病院
理学療法士 塩見典子