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実習期間:2003年6月2日〜7月26日 ここで、私が筑波記念病院で実習を経験させていただき、感じたことを述べさせていただきます。現在、理学療法にはさまざまな方法・手技がありますが、急性期・回復期・維持期・慢性期などその時期、状態などによりプログラムや理学療法の内容は異なるものと思われます。筑波記念病院は母体とする病院のほか、介護老人保健施設「つくばケアセンター」、重度痴呆患者デイケア「ピンクハウス」、つくば訪問看護ステーションなどが併設されており、急性期リハビリテーションから慢性期・外来リハビリテーション、さらには訪問リハビリテーションやデイケア利用者に対してもリハビリテーションが行われています。このことは、急性期から慢性期さらには在宅に至るまでのフォローアップを行うことができ、患者様にとっては安心できる体制ではないかと考えられます。その中で、リハビリテーション部はカンファレンスや申し送り等を通して情報を共有し、急性期から慢性期もしくは在宅に至るまで質の高いリハビリテーションを行っているように感じられました。また、併設施設を見学させて頂けるため、リハビリテーションの流れやそれぞれの考え方も学ぶことができ幅広く理学療法を捉えることができるのではないかと思われます。 リハビリテーションの内容として特に印象に残ったことは、患者様一人に対し3単位(60分)を基準にリハビリテーションが行われているということでした。現在でも、セルフエクササイズはリハビリテーションの場面で頻繁に見受けられますが、患者様にリハビリテーションを行い最大限の効果を得るには、理学療法士の存在は必要であると感じられました。筑波記念病院のリハビリテーションもセルフエクササイズはありますが、最良の効果・反応を得るために理学療法士が適時、練習内容の確認を行える体制がとられています。文面でお伝えするのは難しいのですが、このことは実際リハビリテーションの場面を見学させていただくことで実感できるのではないかと思います。 その他、卒後教育の一環として行われているラウンドというものがあり、1年目の理学療法士の方が担当している入院患者様のところを経験豊富な先生方が一緒にリハビリテーション内容を確認し意見交換をする機会が設けられています。リハビリテーションを見学させていただき、疾患や患者様のバックグラウンドを伺うことが多いと思われますが、私はその都度患者様の方向性(リハビリテーションの方向性や進路など)を自分なりに考えていましたが、ラウンドを見学させていただくことで先生方のさまざまな意見や考え方をお聞きすることができ、1つの考えに固執せず患者様に対して多くの選択肢をもつこと、また理学療法士にしかできないことを患者様に提供することの重要性を学ばせていただきました。 筑波記念病院は非常に恵まれた環境であり、またスタッフの皆様は仕事にプライドを持って業務を行っておられ、より質の高い内容のリハビリを患者様に提供するという非常に高い意識を持っておられました。そういった環境の中で吸収できること・学べることは非常に多いものと思われます。前記したことはほんの一部のことですが実際に実習を経験する際の参考になれば幸いです。積極的に学び、有意義な実習をお送り下さい。 最後に、現在リハビリテーション養成校が急増したことや医療に対する社会の考え方の変化によって、学生が実習をすることは難しくなっているものと考えられます。そういった現状の中で実習の場を与えてくださった筑波記念病院の皆様に心より感謝申し上げます。 埼玉医科大学短期大学理学療法学科3年 藤野 雄次
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