
リハビリテーション部では、リハビリテーション専門職(PT・OT・ST)の就職後における卒後研修を組織的に取り組んでいます。詳細を以下に掲載します。
■卒後研修総責任者
リハビリテーション部 部長 斉藤秀之
《卒後研修総責任者から一言》
これから厳しくなると思われる医療においては、広い一般知識と深い専門知識とが必要であります。われわれリハビリテーション専門職においても例外ではないと考えます。医師の臨床研修制度が実施され、歯科医師においても開始されると聞いています。
一方、リハビリテーション専門職の養成校の急増は、卒前教育の改革をせざるをなくなってきており、就職後の職場における卒後研修(現地教育・研修)の重要性が今まで以上に重視されるものと疑ってやみません。従って、意欲を持って自らが積極的に卒後研修に取り組める環境を提供し、コアとなるコミュニケーションスキル、臨床的知識と技術的応用力を身につけ、幅広い視野と温かい心をもった全人的医療を地域に密着したチーム医療の中で実践できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士に育って欲しいと思います。当病院では2ヶ月間の卒後初期研修終了後、法人内の幅広いリハビリテーション医療の現場をローテーションする卒後研修体制を確立しております。その後の方向性に関しても受け皿を用意しております。
我々に賛同していただき、患者さま・利用者さまに満足頂けるプロフェッショナルな療法士を目指すべく、臨床医学、リハビリテーション医療・医学さらには理学療法学・作業療法学・言語聴覚療法学に熱意を持ったバイタリティのある人材を歓迎いたします。
■名称
筑波記念会 リハビリテーション部 卒後研修プログラム(5年間)
■内容
| 1.新人研修 |
|
入職後2ヶ月間、法人全体の新入職者オリエンテーションに引き続き、主としてOff the job形式の「リハビリテーション部新人教育:共通プログラム」として先輩療法士による講義・演習およびOn
the job形式の臨床指導「基礎プログラム」を実施します。
3ヶ月目からは、PT・OT・STそれぞれにおいて先輩療法士による「屋根瓦方式」の指導のもと臨床研修に取り組みます。
PT部門は、約5年間かけて8セクションの入院診療チーム(ICU、亜急性期疾患系、心大血管疾患系、神経疾患系、運動器疾患系、腫瘍疾患系、回復期リハビリテーション病棟、医療療養病棟)と、4セクションの地域診療チーム(病院外来、併設介護老人保健施設の入所、通所、訪問)を原則6ヶ月ごとにローテーションします。1〜2年目は主として、入院診療を集中的に経験し、入院担当として自立できるよう指導します。3年目から、外来および併設介護老人保健施設での研修を開始するとともに、入院担当として後輩指導および学生指導の経験も開始します。4年目からは3年間で経験していない部門・分野の研修を行い、コアとなる分野のバランスのとれた幅広い経験・研修を5年間で行うようにしています。
OT部門は、4セクションの入院診療チーム(急性期内部障害系、急性期神経・運動器系、回復期リハビリテーション病棟、医療療養病棟)と4セクションの地域診療チーム(精神科デイ・ケアを含む病院外来、併設介護老人保健施設の入所、通所、訪問)を原則6ヶ月ごとにローテーションします。1〜2年目は主として入院診療を経験し、3年目から地域診療チームでの研修を開始するとともに、入院担当として後輩指導および学生指導の経験も開始し、主担当として自立できるよう指導します。
ST部門も、1年目から入院(急性期病棟、回復期リハビリテーション病棟、医療療養病棟)・外来における言語聴覚療法(VF、摂食・嚥下含む)研修と併設介護老人保健施設における入所・通所利用者に対する言語聴覚療法研修を通して主担当として自立できるよう指導します。
一般的な臨床実習の指導教育体制 (学生及び新人に対して)
| 卒後1年 |
早期体験実習,見学実習,1日体験 |
| 卒後2年 |
見学実習,評価実習,検査・測定実習 |
| 卒後3年 |
評価実習,検査・測定実習 |
| 卒後4年以上 |
総合臨床実習 |
|
|
医学博士および修士学位取得療法士、各職能協会新人教育プログラム修了者を含む5年以上の経験者が中心となり責任をもって指導にあたります。
臨床における到達目標数
担当症例数 50例/年以上
退院時要約数 50例/年以上
「説明と同意」実施数 25例/年以上
家屋訪問数 10例/年以上
外来・地域引継ぎ数 15例/年以上 |
|
定期的な勉強会に加え、ケースレポート、ケーススタディなどを必要に応じて行い、地方会などでの年1回の症例研究・研究発表を目標として指導します。また、医療人である療法士として必要な基本的心構え・接遇・マナーおよび基礎的知識と技能習得の必要性を指導します。
これらの総合管理はつくば総合リハビリテーションセンター長でもある理事長・病院長、リハビリテーション部部長が行います。
|
| 2.院内教育研修 |
OSCE(Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験)
院内臨床教育カンファレンス(1回/2〜4週)
ベッドサイドティーチング
・リハビリテーション科専門医・・・週1回
・リハビリテーション部部長(理学療法士)・・・毎日
リハビリテーション部内勉強会(1回/2週+随時)
リハビリテーション部新患ミーティング・カンファレンス(毎朝+随時)
リハビリテーション部症例検討会、モーニングラウンド(随時) |
医師・看護師とのカンファレンス(1回/週)
リハビリテーション科、脳神経外科、整形外科、心臓血管外科、神経内科、
回復期リハビリテーション病棟、療養病棟 |
つくば地域リハ・セミナー(つくば地域リハステーション勉強会)(2回/年)
嚥下勉強会(1回/月)
各種勉強会の実績はこちらをご覧下さい。 |
学会発表、論文作成指導(随時)
学術発表&論文投稿 到達目標
| 卒後1年 |
症例発表(県レベル) |
| 卒後2年 |
症例研究・調査研究(県・ブロックレベル) |
| 卒後3年 |
症例研究・調査研究(全国レベル) |
| 卒後4年 |
学術誌投稿,世界学会発表 |
| 卒後5年 |
学術誌投稿,世界学会発表 |
|
|
|
| 3.院外研修(国内研修・海外研修・学会出張) |
|
■学会発表
1年目………各職能団体による県での症例検討会にて必ず発表
2〜3年目…上記に加え、全国学会での発表を目標
4年目以上…全国レベルの学会および国際学会での発表を計画的に実施
■研修
<選択・随時>
希望に応じて種々の研修会に参加(2年目以上から、要許可)
院外の医療機関や施設への国内研修・支援(2〜3年目)
大学院進学(4年目以上)
|
2008年度
筑波記念会リハビリテーション部
「新人教育:共通プログラム)」 (2008年度の実施内容を抜粋) |
| <講義編>
A.職業倫理
B.卒後臨床教育・研修プログラム
C.リハビリテーション管理業務(病院組織、業務指針)
D.茨城県地域リハビリテーション支援体制における役割
E.卒後研修プログラムの流れ
F.業務全体の流れ
G.院内部門・関連施設説明(一般病棟、回復期リハビリテーション病棟、療養病棟、外来リハ
ビリテーション、つくば訪問看護ステーション、介護老人保健施設「つくばケアセンター」、
THP、各班臨床状況)
H.職業別業務(PT業務、OT業務、ST業務、受付業務・事務機器使用法)
I.各種制度・環境調整(身体障害者手帳、義肢装具等処方、家屋調査、介護保険)
J.リスク管理(ライン管理、人工呼吸器・各種モニター、院内感染、救急時の対応、ヒヤリハット
報告、口腔ケア)
K.手術見学
L.その他(各種手続、係・委員会活動、年間スケジュールなど)
M.物理療法機器
<実技編>
N.リハビリテーション機器
O.トランスファー(1人介助、2人介助)
P.緊急時対応(嘔吐・転倒・意識消失・痙攣)
Q.評価機器
R.電話
S.受付
T.接遇
U.
感染対策
|
●卒後臨床教育・研修プログラム
理学療法士の卒後研修プログラムへ
作業療法士の卒後研修プログラムへ
言語聴覚士の卒後研修プログラムへ
|