◎ 胸腔鏡手術
1.5cmの創から胸腔鏡を挿入し、他に数個の小さな創から手術器具を胸腔内に挿入して肺や縦隔の手術操作を行う術式で、自然気胸、早期肺癌、良性の縦隔腫瘍などが適応となります。
◎ 腹腔鏡手術
臍下に2〜3cmの切開をおき、そこから腹腔内に内視鏡を挿入し、腹腔を炭酸ガスで充満させるか、腹壁を吊り上げて腹腔内にスペースをつくり、さらに数個の約1cmの創から手術器具を挿入し腹腔内臓器の手術を行う術式。
胆石症、胆嚢ポリープ、早期胃癌、早期大腸癌、虫垂炎などが適応となります。
胸腔鏡手術、腹腔鏡手術はいずれもごく小さな手術創で手術が可能で、開腹、開胸手術と比べて痛みが軽く、侵襲が少なく早期退院が可能であるという利点があります。また創が小さく目立たずに美容的にも優れています。
術後の入院期間は、胆石症に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術で4〜7日(開腹胆嚢摘出術10〜14日)、自然気胸に対する胸腔鏡下肺部分切除術で4〜7日(開胸肺部分切除約14日)となります。
ただし胸腔内や腹腔内に強度の癒着があったり、大きな手術の既往があると不可能で開胸、開腹手術となることがあります。また進行癌の場合には一般的には適応とはなりません。 |