リハビリテーション部

リハビリテーション部について

リハビリテーションとは

2012年7月11日掲載

リハビリテーションとは

 Rehabilitationの語源は、Re(再び)、Habilis(適合、もとの状態に戻す)、tion(すること)からなり、「再び適合すること」という意味になります。古くは「更正」「名誉回復」「社会への帰還」などの「復権」という意味あいで使われていました。わが国ではリハビリテーションとは「人間らしく生きる権利の回復」すなわち「全人間的復権」という訳語が最も適当といわれています。すなわち、病院で機能訓練を行うことだけがリハビリテーションはないのです。

「リハビリテーションとは、障害を受けた者を彼の成し得る最大の身体的・精神的・社会的・職業的・経済的な能力を有するまでに回復させることである」(米国リハビリテーション評議会/1942年)、「リハビリテーションとは能力低下の場合に機能的能力が可能な限り最高の水準に達するように個人を訓練あるいは再訓練するため、医学的・社会的・職業的手段を併せ、かつ調整して用いること」(WHO/1968年)と定義されています。いずれにしても、「障害を有する方を可能な限り人間として望ましい生活ができるように、あるいは尊厳を回復できるように支援すること」がリハビリテーションと言えるでしょう。
 リハビリテーションをその性格から大きく分類すると、予防期(的)・急性期・回復期・維持期という分類や、医学的・社会的・教育的・職業的という捉え方が一般的です。

「理学療法(PT)」とは

理学療法(PT)理学療法(PT)

 『理学療法( PT : Physical Therapy )とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。(理学療法士及び作業療法士法(法律第137号)』とあります。
  簡単に説明すると、脳血管障害や骨折した患者さまの運動や歩き方を指導したり、電気を流したり暖めたりして機能回復・社会復帰のお手伝いをすることです。

理学療法の具体例

  • 寝たきりの患者さまに対し、座る・立つといった動作の介助を行い、寝ていることによって起こりうる機能低下を防ぎます。
  • 体の痛いところに対し,暖める・電気を流すといったことを行います。
  • 退院後に自分でできるトレーニングの方法を指導します。(立ち上がり、足の上げ下げなど)

理学療法(PT)の設備・施設

座ったままできる自転車があります
<下肢エルゴメーター>
主に持久力を向上させる目的で使用します
電気を体に流して痛みをとる機械です
<SSP>
電気を体に流して痛みをとる機械です
このような歩行器を使って歩く練習をします
<U字型歩行器>
歩く練習をする際に使用します
この上に乗って、体重がどのくらい足にかかっているか調べます
この上に乗って、体重がどのくらい
足にかかっているか調べます
渦流浴といって、体を温めるのに使います
<渦流浴>
温熱療法のひとつで血行の改善や、痛みの軽減を図ります
このようなスペースで歩く練習などを行います
このようなスペースで歩く練習などを行います

「作業療法(OT)」とは

作業療法(OT)作業療法(OT)

 作業療法( OT : Occupational Therapy )はからだや心に障害のある方、またはそれが予測される方に対し,身の回りの動作や家事動作、仕事への復帰を目指し練習を行います。さらに在宅で生活しやすいようご家族に介助方法を指導し、援助を行います。

作業療法の具体例

  • 手を骨折した方に対し、体がかたまらないよう動かしたり、力をつけたり、生活上の注意点をアドバイスします。
  • 脳の病気で体が動かなくなり、トイレでの動作が困難になった場合、ズボンの上げ下げの練習や車椅子から便座への移動練習を実施します。
  • 認知症の進行予防のために、昔の思い出をふり返ったり、輪投げや風船バレーなどのレクリエーションを実施します。

作業療法(OT)の設備・施設

手指の運動をするのに使います(スタッフ手作り)
手指の運動をするのに使います
(スタッフ手作り)
傾斜角度が変えられ、腕の運動に使用します
傾斜角度が変えられ、腕の運動に使用します
手の装具(スプリント)を作製するスペース
手の装具(スプリント)を作製するスペース
個々の機能状態に応じて作製します
個々の機能状態に応じて作製します

「言語聴覚療法(ST)」とは

言語聴覚療法(ST)言語聴覚療法(ST)

 言語聴覚療法( ST : Speech Therapy )とは、言語(言葉)に障害を持つ人に、その障害にある機能の評価に基づき、それによって生じる社会生活上必要とされるコミュニケーション、嚥下(飲み込み)の障害に対して行うリハビリテーションです。
 例えば成人では、脳卒中等の病気や事故で起こる、失語症(脳の言語中枢の障害により話す、聞く、読む、書く等の機能が低下)や構音障害(ろれつが回らない等)によりコミュニケーションが難しくなったり、飲んだり食べたりする際に激しくむせてしまい食べられないといった場合、また子供では年齢に比べ言葉の発達が遅い、言語発達遅滞等の場合に行います。

 言語聴覚士はこうした障害を持つ人々に対して機能の維持向上のための検査や訓練などを行い、本人だけでなく家族に対しても指導と助言を行っていき、コミュニケーション、嚥下に関する軽減、改善を目指します。

言語聴覚療法の具体例

  • 脳の病気で言葉が出なくなった方に対し、円滑にコミュニケーションが図れるように発話練習や補助手段の検討を行います。
  • 飲み込みが困難になった患者さまに対し、食事の形態や姿勢・安全な飲み込みの方法を指導・援助します。
  • 言葉や精神の遅れがあるお子さまに対し、コミュニケーションや遊びを通して言葉の発達を促します。

言語聴覚療法(ST)の設備・施設

発話でのコミュニケーションが困難な方に導入する教材です
発話でのコミュニケーションが困難な方に
導入する教材です
音声や構音の練習に使用するテキストです
音声や構音の練習に使用するテキストです
話す、聴く、読む、書くなど言葉の練習に使うテキストです
話す、聴く、読む、書くなど言葉の練習に使うテキストです
食べたり飲んだりすることが困難な方に使用するセットです
食べたり飲んだりすることが困難な方に
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