リハビリテーション部

茨城における小児の発達を支える地域リハビリテーションを考える会

平成25年総会・研修会

2013年6月17日掲載

1.日時  平成25年6月23日(日)13:30~15:40
2.会場 茨城県立医療大学 講義棟 中講義室(112教室)
茨城県稲敷郡阿見町阿見4669-2
TEL:029-888-4000(代表)
3.プログラム (1)総会  13:30~14:00(受付13:00~)
(2)研修会 14:10~15:40
テーマ 「障害をもつ子どもたちの口の中と摂食機能」
講師 高木 伸子先生(たかぎ歯科 院長)
※案内文および参加申し込みはこちら(PDF:227KB)

平成25年6月23日(日)に開催致しました。

高木先生・手塚先生の推薦書

入門用

  1. 「食べる機能の発達をうながす子育て」 診断と治療社 2003年
    編著 田角勝(たつのまさる)、河原仁志(かわはらひとし)
    ※障害を持つ子ども達の摂食指導に豊富な経験のある二人の小児科医による本です。簡単に読めて、大事なポイントがわかります。経管栄養依存症や筋ジスについて も触れられています。
  2. 「食べる力はどう育つか~乳幼児の摂食機能の発達と課題~」大月書店 2002年
    井上美津子(歯科医師)
    ※健常児から障害児まで、幅広く小児の摂食と口腔を見ている著書による摂食機能の発達が書かれています。
  3. 「摂食育コミュニケーション」 オフィスsakuta 2009 年
    中島千夏子(摂食カウンセラー)
    ※筆者は養護学校教員としての長い摂食指導の経験をお持ちの方です。現在は高齢者の摂食嚥下障害を含めた啓蒙活動や人材育成、デイサービスでの日々の実践活動と幅広い活動をされています。環境の整え方、基本的なリハビリなどについての DVDがついています。
  4. 「乳幼児の摂食指導 ~お母さんの疑問に答える」医歯薬出版 2000年
    向井美恵(むかい よしはる)編著
    ※小児の摂食嚥下研究のパイオニアのお一人、小児歯科が専門の先生の本です。健常児の摂食機能発達がたくさんの写真と一緒に説明されています

専門書

  1. 「食べる機能の障害 その考え方とリハビリテーション」 医歯薬出版 1987年
    金子芳洋 編  金子芳洋、向井美恵、尾本和彦 著
    ※小児の摂食嚥下研究を始めた金子先生が編集した古典的名著です。評価用紙、評価方法など、巻末も充実しています。
  2. 「障害児の摂食・嚥下・呼吸リハビリテーション その基礎と実践」
      医歯薬出版 2005年  金子芳洋監修 尾本和彦 編 
    ※1980年代の基礎研究以降、様々な経験を蓄積した著者らによる丁寧な解説と実践のための本です。お勧めします。
  3. 「小児の摂食・嚥下リハビリテーション」医歯薬出版  2006年
    田角 勝、向井美恵 編著
    ※6以降の経験・研究をとりいれた本です。図解やイラストが豊富です。

平成25年度 研修会に参加して

筑波記念病院リハビリテーション部
言語聴覚士 永岡麻衣子

「摂食嚥下障害」と聞くと,高齢者の摂食嚥下障害を思い浮かべることが多いですが,今回研修会に参加し,小児の摂食嚥下障害について知ることができました.小児は口腔内が成長・発達をしている段階なので成人と異なること,リハビリテーションの目的が摂食嚥下機能の獲得であることを学びました.

実技として,口を開けたまま水を飲むことや,咀嚼時の筋肉の動きを感じることなど,私たちが食事の際に何気なく行っている,食物を「取り込む」から「飲み込む」までの過程に,さまざま器官が多くの働きをしていることを改めて感じました.

そして,画像や資料をたくさん用いて教えていただけたので,摂食嚥下障害をもつ小児の問題点や,どのようなリハビリテーションを提供したらよいかを考えることができました.

また,特別支援学校の先生より学校での食事の様子や,工夫点についての発表を聞き,言語聴覚士として特別支援学校と連携していくために何ができるのか考えるきっかけとなりました.

今回学んだことを踏まえ,今後の臨床に活かしていきたいと思います.