リハビリテーション部

茨城における小児の発達を支える地域リハビリテーションを考える会

平成27年度総会・研修会

2015年6月26日掲載

1.日時 7月5日(日)13:30~16:00
2.会場 茨城県立医療大学 中講義室
茨城県稲敷郡 阿見町阿見4669−2
TEL 029-888-4000
3.プログラム (1)総会  13:30~14:00(受付13:00~)
(2)研修会 14:10~16:00/td>
テーマ 「テーマ:小児の発達を支える専門職連携のこれから」
※案内文および参加申し込みはこちら(PDF:796KB)

平成27年7月5日(日)に開催致しました。

平成27年度 研修会に参加して

茨城における小児の発達を支える地域リハビリテーションを考える会
平成27年度研修会に参加して

筑波記念病院リハビリテーション部
理学療法士 大熊陽子

今回の研修会では、本会のこれまでの変遷についてと、小児の発達を支える専門職の意見・考えを各々の立場から聞くことができ、非常に興味深く感じました。

まず、小児科の先生のお話では、茨城県内の小児科医と小児に関わる医療スタッフの数が現状では全国的には少ないこと、しかし近年県内の医療スタッフ数の増加率は右肩上がりであることを知りました。小児リハに関わるスタッフ数は、地域によっても差があり、療育センターだけではまかないきれない部分もあるため、医療機関の果たす役割の大きさを改めて感じました。

特別支援学校の先生のお話では、学校の先生から見た子どもの評価と、セラピストから見た子ども評価との違いについて、が印象的でした。私はセラピストの立場から、リハビリ室や病院でのお子さんの様子から課題や目標設定を行うことが多いのですが、先生方は日常生活の場面や自立活動の中でより具体的な目標設定を行っているため、その二つの間にはズレが生じることもあります。そのため、それぞれがお互いにどこをポイントに子ども達を見ているのかを明確にし、密に連携をとりながら、同じ目標に向かって介人していく必要があると感じました。

病院の理学療法士の先生のお話では、小児リハ(療育)とは何か、そして医療と教育の連携について学びました。まず、小児リハとは、セラピストによる訓練やそれに伴う機能改善自体を指すのではなく、それらを地域社会や生活の中で活かせるようになることが重要であるということが印象的でした。また、その過程において、セラピストだけの支援では限界があるため、家族、学校、地域社会と共に支援していくことの必要性を強く感じました。

福祉の立場の先生のお話では、具体的な事例を通して、子どもの育ちの支援における福社の役割について学びました。子どもの育ちの支援に関わる機関は多く、その中において本人、家族、医療、学校、行政とが連携をとれず、その結果子どもへの支援や課題が明確にならないこともあるとのことでした。多くの機関と情報の中で、それらをつなぐ福祉の役割は大きいものであると改めて感じました。

これまで私は小児リハに関わるスタッフのひとりとして、やはリセラビストの立場から考えることが多くなりがちでした。しかし、小児リハに関わる機関はとても多く、今回それぞれの分野の先生方のご意見・お考えを聞いたことで、また違った視点に気付くことができました。今回学んだことを今後の診療に活かしていけるように努めたいと思います。