リハビリテーション部

教育・研修ブログ

プログラム概要

2012年7月14日掲載

名称

筑波記念会 リハビリテーション部 卒後研修プログラム(5年間)

内容

1.新人研修

入職後2ヶ月間、法人全体の新入職者オリエンテーションに引き続き、主としてOff the job形式の「リハビリテーション部新人教育:共通プログラム」として先輩療法士による講義・演習およびOn the job形式の臨床指導「基礎プログラム」を実施します。
3ヶ月目からは、PT・OT・STそれぞれにおいて先輩療法士による「屋根瓦方式」の指導のもと臨床研修に取り組みます。

理学療法(PT)部門は、約5年間かけて8セクションの入院診療チーム(ICU、亜急性期疾患系、心大血管疾患系、神経疾患系、運動器疾患系、腫瘍疾患系、回復期リハビリテーション病棟、医療療養病棟)と、4セクションの地域診療チーム(病院外来、併設介護老人保健施設の入所、通所、訪問)を原則6ヶ月ごとにローテーションします。1~2年目は主として、入院診療を集中的に経験し、入院担当として自立できるよう指導します。3年目から、外来および併設介護老人保健施設での研修を開始するとともに、入院担当として後輩指導および学生指導の経験も開始します。4年目からは3年間で経験していない部門・分野の研修を行い、コアとなる分野のバランスのとれた幅広い経験・研修を5年間で行うようにしています。

作業療法(OT)部門は、4セクションの入院診療チーム(急性期内部障害系、急性期神経・運動器系、回復期リハビリテーション病棟、医療療養病棟)と4セクションの地域診療チーム(精神科デイ・ケアを含む病院外来、併設介護老人保健施設の入所、通所、訪問)を原則6ヶ月ごとにローテーションします。1~2年目は主として入院診療を経験し、3年目から地域診療チームでの研修を開始するとともに、入院担当として後輩指導および学生指導の経験も開始し、主担当として自立できるよう指導します。

言語聴覚療法(ST)部門は3セクションの入院診療チーム(急性期病棟、回復期リハビリテーション病棟、医療療養病棟)と4セクションの地域診療チーム(病院外来、介護老人保健施設の入所、通所、訪問)を原則6ヶ月ごとにローテーションします。1~2年目は主として入院診療を経験し、3年目から外来および併設介護老人保健施設の研修(VF、摂食嚥下含む)を開始するとともに、入院担当として後輩指導および学生指導の経験も開始し、主担当として自立できるよう指導します。

一般的な臨床実習の指導教育体制 (学生及び新人に対して)

卒後1年 早期体験実習,見学実習,1日体験
卒後2年 見学実習,評価実習,検査・測定実習
卒後3年 評価実習,検査・測定実習
卒後4年以上 総合臨床実習

医学博士および修士学位取得療法士、各職能協会新人教育プログラム修了者を含む5年以上の経験者が中心となり責任をもって指導にあたります。

定期的な勉強会に加え、ケースレポート、ケーススタディなどを必要に応じて行い、地方会などでの年1回の症例研究・研究発表を目標として指導します。また、医療人である療法士として必要な基本的心構え・接遇・マナーおよび基礎的知識と技能習得の必要性を指導します。

2.院内教育研修

OSCE(Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験)

  • PreOSCE(1年目対象)
  • PostOSCE(1年目対象)
  • Advanced OSCE(5年目対象)
  • リハビリテーション科専門医・・・週1回
  • リハビリテーション部部長・科長・・・随時

リハビリテーション部内勉強会(1回/1~2週+随時)

リハビリテーション部新患ミーティング・カンファレンス(毎朝+随時)

医師・看護師とのカンファレンス

脳神経外科、整形外科、心臓血管外科、神経内科、回復期リハビリテーション病棟、療養病棟

つくば地域リハ・セミナー(つくば地域リハステーション勉強会)(2回/年)
嚥下勉強会(1回/月)

各種勉強会の実績はこちらをご覧下さい。

学会発表、論文作成指導(随時)

卒後1年 症例発表(県学会、県発表会)
卒後2・3年 症例研究(県学会)
卒後4年 症例報告(県学会、ブロック学会)
卒後5年 症例報告(全国学会)
卒後6~8年 調査研究
卒後8年以降 調査研究、論文発表

学会発表

研修

2014年度 筑波記念会リハビリテーション部
「新人教育:共通プログラム」

卒後研修の流れ

法人全体の新入職者研修に引き続き、入職後2ヶ月間のリハビリテーション部卒後初期研修に取り組んでもらいます。この期間は、リハビリテーション部全員で新人教育に重点をおいており、新入職員全員が、社会人・医療人としての自覚と振る舞いができるようになること、基本的診療技術が身につくことを目標としています。卒後初期研修終了後からは卒後中期研修となり、原則6ヶ月ごとのジョブローテーションによる研修となります。

1.卒後初期研修

実技と講義で構成される共通プログラムと、OJT形式(On-the-job training)で先輩療法士とのマンツーマン指導を受ける臨床見学、指導の基礎プログラムからなります。また、研修の前後には、OSCE(客観的臨床能力試験)を実施し、フィードバックを行いながら、指導者と新人職員が今後の課題について共通認識を得る機会とし、人材育成に役立てています。

「リハビリテーション業務マニュアル2014」
  1. 筑波記念会セラピストとしての心構え
  2. 卒後初期研修の流れ
  3. 業務全体の流れ
  4. 診療に関する各種書類業務
  5. 院内部門・関連施設説明
  6. 評価の進め方
  7. 各種制度
  8. 医療リスクマネジメント
  9. 感染症対策
  10. 手術見学
  11. 係,委員会活動
  12. 設備管理
  13. パソコンの取扱い
  14. 学術発表の方法
  15. その他

*講義のテキストとして使用

2012年度 「実技」 指導内容
  • バイタルチェック
  • トランスファー1人介助
  • トランスファー複数介助
  • 電話操作と対応
  • 排泄動作評価
  • 物理療法
  • 口腔機能評価
  • 物理療法・運動療法機器(PTのみ)
  • アクティビティー(OTのみ)
  • 摂食嚥下機能評価(STのみ)
2.卒後中期研修

1つの診療班を原則半年とし、5年間かけて計画的に巡回するシステムをとります。専門・細分化する前に必要な幅広い経験を研修の中で得させることで、バランス感覚のある理学療法士の育成に寄与することを意図しています。

  • 各診療班における到達目標や行動目標を記載した「臨床経験ノート」を利用して、日々の臨床業務を省察。また、指導者と目標到達度を確認しながら研修を進める仕組みとなっています。

卒後中期研修終了年の臨床経験5年目には、幅広い臨床技能を習得していることを確認し、卒後後期研修に向けての課題を明らかにするためにAdvanced OSCEを実施しています。内部評価者と外部評価者による臨床技能評価であり、各診療班の特徴を取り入れた臨床課題を実施し、卒後初期および中期研修制度自体の効果判定として、また、学習者にとっては、再び初心に帰る貴重な機会となります。数年をかけて急性期から維持期にわたり幅広い診療を経験することで、外部の批判に耐えうる臨床技能が習得できることを自己認識していただきます