リハビリテーション部

特定非営利活動法人 茨城県訪問リハビリテーション協議会

第20回 事例検討会

2010年11月12日掲載

日時 平成22年11月12日(金)
場所 結城病院(茨城県結城市) 4F多目的ホール
テーマ 訪問リハビリのあり方を考える

総合討論

長期にわたり訪問リハビリを継続しているケースについて、訪問リハビリが目指すもの、訪問リハビリに期待されていることをグループワークにて検討する。

結果

今回は訪問リハビリを長期間利用しており、機能訓練による訪問リハビリの効果が低いと思われる2症例について検討を行った。各症例について報告する。

症例1は、ベッド上の生活を5年以上継続し、機能維持を目的とした訪問リハを利用している。機能・介助量維持は日常生活の運動量を維持することで可能と考えられる。この患者が今後も生活を維持していくために、多職種との連携を含めどのような介入が必要かを検討した。

検討結果

  1. 活動量増大のリスクを評価し、離床や外出を促してはどうか。また、そのことが妻の介助量軽減や緊急時の備えにつながるのではないか。
  2. 主治医と連携し疼痛コントロールを行なうなどして、患者の環境や能力に関して新たな視点を持つことが必要ではないか。
  3. 不安解消のために訪問リハが介入する意義があるのか。

症例2は、ADLがほぼ自立しているにも関わらず、自主練習を行わないことによる活動量の低下が原因で4年以上訪問リハビリを利用している。この方の趣味活動や外出などに着目し運動量の増加を検討した。

  1. 地域での障害者の集まりや運動する場を提供することで、自主練習に代わる運動量を獲得できるのではないか。
  2. 趣味に関してイベント情報を提供したり、実践可能か必要に応じて評価・チェックするなどアフターフォローを提示することで終了できるのではないか。

総括

訪問リハビリの利用が長期化している原因は様々な理由が考えられるが、セラピストとしては、初回時に明確な目標設定をし、目標が達成された時点で訪問リハビリの継続性があるのかということを本人、家族、各関係スタッフと連携を取り検討する必要がある。また、利用者を支援するための手段や方法などについて知識を深めていくことも重要である。

参加者 会員19名(うち新規会員9名)非会員5名  計24名
施設数 11
職種 PT OT ST Ns 介護支援専門員 介護福祉士
懇親会 なし
講義の様子①
講義の様子①
講義の様子②
講義の様子②

(文責:結城病院 松沼仁志 祖父江陽子 牧野広之)

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