リハビリテーション部

特定非営利活動法人 茨城県訪問リハビリテーション協議会

第24回 事例検討会

2011年8月26日掲載

日時 平成23年8月26日(金)
場所 介護老人保健施設 けやきの郷 1Fデイケア室(茨城県竜ケ崎市)
テーマ 他職種協業におけるグレーゾーン‐その時どうする

1.事例報告

横紋筋融解症によって歩行・ADL障害を来たした女性で,長年人間関係に問題があった症例報告を行った.入院中の病棟スタッフや家族の連携によって人間関係が改善し,生活への意欲も芽生え,退院し在宅生活においてADL向上・家事役割の獲得等ができた.
入院から在宅まで介入する中で,下記の2点が強調される

  1. 利用者本人と家族の関係性の回復に重点を置いた点
  2. 時期に応じた援助方法をチームで行った点.

この利用者・家族の生活機能の回復は,全人間的復権を意味するリハビリテーションの部分的成果と考えられる.セラピストは利用者を個人として尊重し,寄り添えるように,人間性も成長させなければならないと改めて意識させられる報告となった.

2.ディスカッション

今回は,在宅支援において各職種が担う役割が重複する点を意識しながらディスカションを行った.
嚥下障害のある利用者・家族に対する支援について

  • リスク管理について,医師の明確な判断や言語聴覚士の評価・介入してもらう(短期入院時などに).
  • 歯科衛生士等にも介入してもらい口腔衛生等を行うと良いのでは?
  • 本人の意思表示が不明確.
  • 家族に経口摂取の希望が強く,真に本人を尊重できていない.
  • 在宅の医師とコミュニケーションをとる事が先決.等

上記の点があがり,各班とも「リスク管理」に焦点がおかれた.中でも看護職は医師・他職種の連携を意識しているのに対し,リハ職は現場でのリスク管理を意識する傾向が見られた.また,本人の意思が不明確な場合の対応や家族の思い等,在宅支援における難題に対してもディスカッションが行えた. 
リハ職の職域を限定するのではなく,役割のグレーゾーンを連携する事で補い,可能性を広げる事が出来れば良いと考えさせられる検討会となった.

参加者 会員  34名 非会員 13名 計 47名
施設数 15
職種 PT 24名 OT 13名 ST 2名 介護支援専門員5名 看護師1名 歯科衛生士1名  社会福祉士1名
懇親会 あり
グループワークの様子
グループワークの様子

(文責:牛尾病院 中園徳生)

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