リハビリテーション部

特定非営利活動法人 茨城県訪問リハビリテーション協議会

第35回事例検討会

2013年7月31日掲載

テーマ 公開サービス担当者会議
60歳代、男性、ALSの訪問リハビリテーション利用者の旅行実現に向けて、必要な支援を考える。
日時 平成25年7月11日 18:30~20:30
場所 筑波記念病院 2号棟2階会議室
発言者 主治医、介護支援専門員、訪問看護担当者、訪問介護担当者、訪問入浴担当者、訪問薬局担当者、福祉用具レンタル担当者、電動車いす作製担当業者、人工呼吸器管理担当業者、福祉タクシー担当者、訪問リハビリ担当者

討議内容

旅行を支援していく中での問題点について

  1. 座位耐久性について
  2. 人工呼吸器のトラブル時の対応について
  3. 栄養摂取の方法について
  4. 移動手段について
  5. 介助力について
  6. 緊急時の対応について

準備内容について

  1. 一回の車椅子乗車時間は疲労や疼痛のため30分程度となっている。まずは1時間程度の車椅子乗車獲得を目指し、近所のスーパーマーケットの外出からはじめ、その後1~2時間程度で移動することが出来る県内の美術館への外出、県外への外泊へと繋げていく。
  2. 人工呼吸器管理担当業者から、外出時に予測される呼吸器のトラブル時について家族に説明し、その際の対応方法を人工呼吸器管理担当業者と家族で数回練習を行っていく。また、外出時に療養者国内旅行予定表(人工呼吸器管理担当業者作成)を携帯し、トラブル時はそれを基に人工呼吸器管理業者のコールセンターに対応を依頼する。
  3. 半固形状の栄養を胃瘻部より摂取する。今後、自宅でも試していく。
  4. 移動手段は、a)福祉車両を購入して家族の運転で移動する、b)介護タクシーで移動する、c)JRで移動することのいずれをとるかを検討した。福祉車両は購入の際に金銭面での負担が大きい為、除外した。介護タクシーでは車から電源が確保できることや必要な物品を車に積んで目的地まで移動することが出来ること、一日につき数万円程度の費用で済む、JRでは新幹線では電源が確保できる場合があり、また駅員が介助を行ってくれるメリットがある。
  5. 介助者が2人以上同行することとし、介護保険制度内のサービスを利用してサービス担当者が外出に同行する、又は、他の社会資源を利用して同行する。家族への介助指導を行い、家族が不測の事態への対応能力を判断してから他のサービスを利用していくべきか再度検討していく。県内の外出を2~3回程度行い、外出に本人が慣れ、緊急時の対応を含めた介助を家族が安全に行えるようになってから県外への外泊を行っていく。
  6. 外出時用の緊急フローチャートを介護支援専門員を中心に担当間が作成していく。緊急時に備えて、主治医の紹介状を用意する。
参加者 理学療法士 26名  作業療法士 17名  言語聴覚士 2名 その他 34名  施設数 26
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報告者:介護老人保健施設 つくばケアセンター
訪問リハビリテーション 理学療法士 眞次紀子

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