研修医・医学生の方へ

内科専門医研修プログラムコース

筑波記念病院では後期研修医(専攻医)の育成にあたり、以下の3プログラムを設定している。

 

(1) 筑波記念病院が設けた内科専門研修プログラムに基づいて、初期研修修了者で内科を希望する後期研修者にたいして、内科13領域の総合診療能力を有する基本領域の専門医を育成する。

(2) 筑波記念病院を基幹病院とし、筑波大学附属病院、東京医科大学茨城医療センター、都立墨東病院、きぬ医師会病院、龍ケ崎済生会病院、協和中央病院、筑波総合クリニックからなる連携施設とともに基幹病院1.5年、連携施設1.5年の3年間を基本的な研修期間としたプログラムを作成している。

(3) 基幹病院である筑波記念病院は地域に密着した地域医療・primary care の最前線の病院であり、ここで経験する症例は診断・治療に迅速性をもとめられる。また、初対面の患者とも信頼関係を構築する方法を修得する。一方、連携施設である筑波大学附属病院、東京医科大学茨城医療センター、都立墨東病院では豊富な症例と高度な診断・治療を経験できる。とくに、都立墨東病院では救急科(ER)の研修を通し、内科的救急疾患を集中的に研修でき、本プログラムでも重要な部分である。

(4) 連携施設である筑波大学附属病院、東京医科大学茨城医療センター、都立墨東病院はいずれも症例の集積する地域を代表する基幹病院であり、筑波記念病院では不足する内科分野の臨床経験を補充する機能を十分有する施設である。また、異なる複数の連携施設で研修することは臨床経験のみならず、専攻医の人間性の形成に必要である

(5) 連携施設である きぬ医師会病院、龍ケ崎済生会病院、協和中央病院は地域医療の最前線の病院であり、高齢者医療、慢性疾患医療を経験でき、特別連携施設である筑波総合クリニックとともに、内科基本研修を行い、内科13領域全般の診療能力を修得する。

(6) このプログラムからの臨床経験は後期研修後の将来の方向性(primary care、subspeciality、research mind)の選択に大いに寄与すると考えられる。

(7) 連携施設での研修では一つの診療科を複数の連携施設から選択できる体制を準備し、専攻医の選択性を高めている。

内科基本(標準)コース(例)

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目 内科(1) 内科(2) 内科(3) 内科(4)
総合内科外来 週1回・救急当直 月2回程度
JMECCを受講
2年目 連携施設(1) 連携施設(2)
論文の執筆
3年目 連携施設(3) 連携施設(4) リハビリ研修
内科専門医試験準備

i. 基幹病院(筑波記念病院)にて内科(1)~(4)を研修する。(1)~(4)は以下より順次選択
[消化器内科、循環器、血液、代謝・内分泌、呼吸器・アレルギー]

ii. 連携施設(1)~(3)は以下の3連携施設から順次選択。各施設では3か月単位で2科を選択
[筑波大学附属病院:神経、膠原病・リウマチ、腎臓、代謝内分泌、総合から2科を選択]
[東京都立墨東病院:ER/救急、総合、膠原病、感染症から2科を選択]
[東京医大茨城医療センター:腎臓、呼吸器・感染症、神経から2科を選択]

iii. 連携施設(4)は以下の3連携施設から1施設を選択する。
きぬ医師会病院・龍ケ崎済生会病院・協和中央病院より選択し、内科疾患全般を経験する。

ⅳ. 研修1年目は
・筑波総合クリニックにて総合内科外来を週1回と救急当番を月2回程度行う。
・JMECC講習を受講する。

ⅴ. リハビリ研修
・筑波記念病院が有するリハビリ機能を通して急性期から在宅医療までの継続したリハビリ治療を
経験する。

subspeciality移行コース(例)

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目 subspeciality 内科(1) 内科(2) 内科(3)
総合内科外来 週1回・救急当直 月2回程度
JMECCを受講
2年目 内科(4) 連携施設(1) 連携施設(2)
論文の執筆
3年目 連携施設(3) 連携施設(4) リハビリ研修
内科専門医試験準備

i. 基幹病院(筑波記念病院)にて将来希望するsubspeciality
subspecialityを除いた内科(1)~(4)を以下より順次選択する。
[消化器内科、循環器、血液、代謝・内分泌、呼吸器・アレルギー]

ii. 連携施設(1)~(3)は以下の3連携施設から順次選択する。
各施設では3か月単位で2科(連携施設(2)は1科)を選択。
[筑波大学附属病院:神経、膠原病・リウマチ、腎臓、代謝内分泌、総合から2科を選択
[東京都立墨東病院:ER/救急、総合、膠原病、感染症から2科を選択]
[東京医大茨城医療センター:腎臓、呼吸器・感染症、神経から2科を選択]

iii. 連携施設(4)は以下の3連携施設から1施設を選択する。
きぬ医師会病院・龍ケ崎済生会病院・協和中央病院より選択し、内科疾患全般を経験する。

ⅳ. 研修1年目は
・筑波総合クリニックにて総合内科外来を週1回と救急当番を月2回程度行う。
・JMECC講習を受講する。

ⅴ. リハビリ研修
・筑波記念病院が有するリハビリ機能を通して急性期から在宅医療までの継続したリハビリ治療を
経験する。
※内科専門医取得ばかりでなく、その後のsubspecialityへの移行を視野にいれたカリキュラムを
構成している。
※その他の部分は基礎コースを踏襲する。

高齢者重点コース

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目 内科(1) 内科(2) 内科(3) 内科(4)
総合内科外来 週1回・救急当直 月2回程度
JMECCを受講
2年目 内科(5) 連携施設(1) 連携施設(2)
論文の執筆
3年目 連携施設(2) 脳卒中センター 連携施設(3) リハビリ研修
内科専門医試験準備

i. 基幹病院(筑波記念病院)にて内科(1)~(5)を研修する。(1)~(5)は以下より順次選択。
[消化器内科、循環器、血液、代謝・内分泌、呼吸器・アレルギー]

ii. 連携施設(1)~(2)は以下の3連携施設から順次選択する。
各施設では3か月単位で2科を選択。
[筑波大学附属病院:神経、膠原病・リウマチ、腎臓、代謝内分泌、総合から2科を選択]
[東京都立墨東病院:ER/救急、総合、膠原病、感染症から2科を選択]
[東京医大茨城医療センター:腎臓、呼吸器・感染症、神経から2科を選択]

iii. 連携施設(3)は以下の3連携施設から1施設を選択する。
きぬ医師会病院・龍ケ崎済生会病院・協和中央病院より選択し、内科疾患全般を経験する。

iv. 研修1年目は
・筑波総合クリニックにて総合内科外来を週1回と救急当番を月2回程度行う。
・JMECC講習を受講する。

ⅴ.高齢者社会の進行に伴い、高齢者医療の重要性はますます増大する。
このため、高齢者医療に必要な研修コースを設定した。
・研修1~2年は基本コースを習得したのち、研修3年目に将来専攻する高齢者医療の研修
(筑波記念病院脳卒中センター、リハビリテーション科)を組み込み、高齢者医療への導入を円滑にする。

ⅵ. リハビリ研修
・筑波記念病院が有するリハビリ機能を通して急性期から在宅医療までの継続したリハビリ治療を
経験する。