研修医・医学生の方へ

内科専門医研修プログラム

プログラムの特徴

筑波記念病院は茨城県つくば市に位置し、平成24年より茨城県より民間病院としては、はじめての地域支援病院の認定を受け、つくば医療圏の地域中核病院としての機能を果たしています。筑波記念病院は2次救急病院であり、年間2500~2800件の救急搬送を受け入れています。

病床数は487床(急性期病床、回復期病床、療養病床を有し、ほかに老健施設(つくばケアセンター)、健診センター(つくばトータルヘルスプラザ)を有する自己完結型病院として展開してきましたが、地域支援病院の認定を受けたあとは、地域完結型病院へと発展しています。筑波記念病院には、27診療科(病理医1名、放射線診断医3名リハビリ専従医3名を含む)があり、内科系には循環器内科(指導医4名)、消化器内科(指導医3名)、血液内科(指導医2名)、呼吸器内科(指導医1名)、代謝・内分泌内科(指導医2名)、神経内科(指導医1名)、救急の7科があります。

筑波記念病院の特記すべき特徴としては全国的でもトップレベルにあるリハビリテーション(リハ)機能を有しており、運動器リハ以外に、がんリハ、心リハ、呼吸器リハ、無菌室リハなど内科疾患別リハなどの併用により、患者の退院後のQOLの向上に大きく寄与しています。

このように、地域に密着した地域医療の中核をなす筑波記念病院でのprimary careを核とした臨床研修は高度な内科臨床能力を基礎にした患者に寄り添う優れた医師を育てられる環境・医療水準を有しています。

プログラムの概要

(1) 筑波記念病院を基幹病院とし、筑波大学附属病院、東京医科大学茨城医療センター、都立墨東病院、きぬ医師会病院、龍ケ崎済生会病院、協和中央病院、筑波総合クリニックからなる連携施設とともに基幹病院1.5年、連携施設1.5年の3年間を基本的な研修期間としたプログラムを作成している。

(2) 筑波記念病院は地域に密着した地域医療の最前線の病院であり、ここで経験する症例は診断・治療に迅速性をもとめられる。また、初対面の患者とも信頼関係を築ける能力とともにprimary careを担う資質を形成する。一方、連携施設である筑波大学附属病院、東京医科大学茨城医療センター、都立墨東病院では筑波記念病院に少ない高度な内科救急疾患、種々の感染症を集中的に高度な診断・治療を経験できる。また、きぬ医師会病院、龍ケ崎済生会病院、協和中央病院は地域医療を担う連携施設であり、地域医療の最前線を経験できる。この研修プログラムから得られる臨床経験は後期研修後の将来の方向性
(primary care 、subspeciality、research mind)の選択に大いに寄与すると考えられる。

(3) 筑波記念病院が設けた内科専門研修プログラムに基づいて、初期研修修了者で内科を希望する後期研修者にたいして、日本内科学会カリキュラムが定める70疾患群から計200例以上を経験し、専攻医登録評価システムに登録するとともに、所定の29編の病歴要約を作成し、同システムに登録する。

(4) 外来診療は幅広い症例が受診する筑波総合クリニックにて筑波記念病院研修中に最低6ヵ月以上行う
(週1回程度)。

(5) CPC、安全講習、倫理研修の内科専門医プログラムが定める受講が必修の講習会は筑波記念病院研修期間中に受講する。

(6) 3年間の研修期間中、最低1回はJMECCを受講する。

(7) 3年間の研修期間中、最低2回の学会発表、論文発表など学術活動を行う(内科学会学術集会・地方会、subspeciality学会学術集会・地方会など)。

到達目標

日本内科学会が作成した内科専門医制度研修カリキュラムにおける70疾患群を順次経験していくことで、内科領域全般の経験と知識の習得する。

また、自ら主治医として経験できなかった症例に関しても、症例カンファレンスや自己学習によって知識を補足し、疾患頻度の低い疾患であっても類縁疾患の経験と自己学習によって適切な診療を行うことができるようになることを目指す。

専門技能の到達目標は日本内科学会作成の内科専門医制度整備指針の基準を目安とする。